コミケ参加者にオススメする持ち物まとめ

17 min
朝の夏コミ待機列

コミックマーケットは夏と冬の年に2回東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される世界最大の同人即売会です。

そのためコミケは始発から並ぶ人が何万人もいるイベントになる関係で実質野外イベントになってしまい、一般の同人誌即売会と比べても持ち物がとても増えます。

夏と冬は特に気候によって大きく変わっていくこと、体調管理を徹底しておく必要があるため夏冬それぞれ持っていくものを選択する必要があります。

また外だけではなく会場内も空調が場所によって行き届いてはいるのですが、基本シャッターが開いていて吹き抜けになっているので外にいるよりかはマシレベルなのが夏冬通してのポイントとなります。

そのためコミケの持ち物をケチると夏では熱中症、冬は低体温症など怪我や病気に繋がる恐れもあるのでしっかりと準備していきましょう。

実際のコミケの状況

私の動画チャンネルです。

記念すべきコミックマーケット100(C100)の状況をVlog形式で動画にしました。

一般・サークル参加の両方で参加しているので、コミケがどのような状況なのかが分かると思います。

一度動画を観たうえでどのようにコミケで立ち回るのかも決めていきましょう。

コミケの夏・冬共通の持ち物

東京ビッグサイト周辺と館内の動画

東京国際展示場駅からビッグサイト館内までの動画です。

かつてのコミケでは長時間待機する必要がありましたが、完全チケット購入制になったため重装備で参加する必要はなくなりました。

そのため装備は軽くなった代わりに東京ビッグサイト周辺や館内はどのような状況かを今一度把握し、自分が特に重視したいのかを理解しておくのをオススメします。

また夏と冬それぞれのシーズン毎に荷物は変わるのですが、それでも基本となる荷物は変わらないのでここで紹介していきます。

この基本となる荷物は大体どこの即売会でも使えるような持ち物ばかりですが、規模によってはオーバースペックになることが良くあるので気をつけてください。

コミケ入場用リストバンド

コミックマーケット96二日目のリストバンド
史上初のコミケ(C96)のリストバンド

コミケでは夏冬問わず各日数分のリストバンドが必要になります。

入場の時はリストバンドを腕に巻き、腕を上げてコミケット準備会スタッフに見せます。

なかった場合はその場で列を抜けて、リストバンドを購入し後から入場します。

最初の頃は見逃すことが多かったそうですが、日々練度が上がっているそうなので購入せずに入場するのは厳しいでしょう。

またリストバンドが破けてもホチキスで閉じれば(バンドになっていれば)良いとスタッフの方に聞きました。

コミケカタログ(冊子版限定)を書店で事前購入するか、コミケ会場の各地点にあるリストバンド購入窓口で手に入れる必要があります。

サークル参加の場合

サークル参加の場合は事前に準備会から送られてきたサークルチケットを持参し、サークル入場口でその日のリストバンドと交換します。

基本はチケット2枚なので2人分のリストバンドを確保できることになります。

またサークル参加の場合は、朝の待機列に並ぶことなく入場できるだけではなく、リストバンドも当日分だけ貰えるので参加日(参加ジャンル)のリストバンドの事前購入は不要です。

一般参加の場合

C100では事前チケット購入が必要になります。

→参考:コミックマーケット100チケット販売について

一般参加の場合は、コミケカタログ冊子版を売っている書店や当日はコミケ会場周辺で販売しているところに行く必要があります。

各展示場(西・南・青海展示場)の列に合わせてリストバンドと冊子版カタログが売られています。

しかし青海展示場以外では長蛇の列があり、1時間近く待つのが当たり前だった時もあったので事前購入をオススメします。

秋葉原の事前購入は並ぶ

コミックマーケット97前日のとらのあな秋葉原店のリストバンド購入列

ただし事前購入も前日では売っていない場合があるので、少なくとも1週間前(秋葉原では2週間前)には購入しましょう。

少なくともカタログ冊子版は、リストバンドが付属していることもあり前日には大体売り切れていることが多いようです。

C97の前日秋葉原(コミケ0日目)の夕方は、リストバンドを求めて各同人ショップで列形成されていました。

財布・軍資金

財布や軍資金はコミケに参加する上でもっとも大切です。

年々置き引きやスリが増えているのでお金は分散しておきましょう。

また小銭は同人誌を手に入れるために、サークルと買う側双方にメリットがあるので小銭を作っておくことを強く推奨します。

私がやっているコミケ代分散方法
  • 複数の財布を持つ
  • サブバッグや首掛け財布を持つ
  • Suicaにチャージ
  • 小銭を作る

複数の財布を持つ

コミケ代だけではなく、その後行くであろうオフ会などの費用も考えて分けておきます。

私の場合はコミケのために3つ財布を持参しています。

  • 小銭用の財布
  • お札用の財布
  • カード関連向けの財布

それぞれ分散して持つことでスリ対策もしています。

またお金をついつい使い込まないための対策にもなっています。

スマートウォレット正面
使っているスマートウォレット

カード関連向けの財布としてスマートウォレットを活用しています。

予備として数千円も入れていて、何かあった時の最終手段・貴重品入れとして活用しています。

とてもシンプルで物で溢れたりかさばるのが好きではない私にはとてもピッタリでした。

スマートウォレットについて詳しく知りたい方はこちら

サブバッグや首掛け財布を持つ

サコッシュ表・正面
サブバッグとして使っているサコッシュ

首掛け財布やサブバッグを使うことが個人的にはベストです。

特にサブバッグは貴重品を別途入れることで、スリなどの盗難対策に使えます。

さらには小銭を入れておくことで、首掛け財布にも早変わりします。

サコッシュ程大きいものはいらなくても、首掛け財布を持つことは私としては特にオススメしたいです。

サブバッグの詳しい記事はこちら

Suicaにチャージする

Suicaに往復の交通費をチャージすることで何があっても帰宅できるようにしています。

私はモバイルSuicaにチャージをしていていますが、スマホが駄目になると使い物にならなくなるので無難にSuicaカード(アナログ)でチャージするのが良いと思います。

私がモバイルSuicaを使っている理由は単純にクレカと紐付けすることで、自分がどのくらいお金を利用しているのかを把握しておくためです。

小銭を作る

100円玉と500円玉の小銭をたくさん作ることが大切です。

特に島中や中小ジャンルは、コミケ開場からしばらくは小銭の方が助かるサークルが多いです。

小銭を作る理由
  • お釣りの用意に限界がある
  • お釣りのやり取りの簡素化

どこのサークルも有名サークルや壁サークルのように小銭を完全に用意することはできませんし、小銭を大量に作るとしても銀行で手数料が発行される場合があります。

予算の少ないサークルでは用意ができたとしても1万円くらいですし、サークル側も会場を回って購入するのでその分の小銭も必要になります。

終盤は逆にサークル側もむしろお札がほしいところが多いので、コミケが終了間際にお札を出すと助かるサークルが出てきます。

また混雑が予想されるジャンルでは特に双方のやり取りの簡素化が大切です。

ちょうどのお金を出した方が双方ともすぐに動けるので、早くサークルを回りたい人は必ず小銭の用意はしましょう。

モバイルバッテリー

ankerのモバイルバッテリー3つを重ねた写真

スマホのバッテリーが無くなると連絡ができないだけではなく、コミケウェブカタログを閲覧することができません。

大体リアルタイムのコミケで起きた状況は、Twitterが最速なことも多くコミケ準備会の公式ツイートで今何が置きているのかが把握できます。

そのためにいつでも情報が手に入れるようモバイルバッテリーの用意はしておきましょう。

また冬はスマホバッテリーが寒さで自然に減っていくことを頭の隅に置いておいてください。

▶ モバイルバッテリーについて詳しく知りたい方はこちら

暇つぶし対策

一般参加者は特に開場までの待機列に時間があり暇でしかありません。

そこで昔からコミケの待機中には暇つぶし対策として荷物にならない程度に時間を潰すものを用意しています。

受付枠受付時間チケット種別
A枠07:00~7:30アーリー(東)アーリー(西)アーリー(南)アーリーチケットは10:30以降に順次入場開始予定
B枠07:30~8:00アーリー(東)アーリー(西)アーリー(南)アーリーチケットは10:30以降に順次入場開始予定
C枠08:00~8:30午前(東)午前(西)午前(南)
D枠08:30~9:00午前(東)午前(西)午前(南)
E枠09:00~9:30コスプレ午前(東)午前(西)午前(南)
F枠09:30~10:00午前(東)
G枠10:00~10:30午前(東)午前(西)午前(南)
H枠10:30~11:00コスプレ午前(西)午前(南)
I枠11:00~11:30午前(東)午前チケットは11:00以降に順次入場開始予定
J枠11:30~12:00コスプレ午前(東)午前チケットは11:00以降に順次入場開始予定
12:00~12:30午前チケットは11:00以降に順次入場開始予定
K枠12:30~13:00午後(東)午後(西南)午後(西南)午後チケットは12:30以降に順次入場開始予定
L枠13:00~13:30午後(東)午後(西南)午後(西南)午後チケットは12:30以降に順次入場開始予定
M枠13:30~14:00午後(東)午後(西南)午後(西南)午後チケットは12:30以降に順次入場開始予定
引用:https://www.comiket.co.jp/info-a/C100/C100EntryTicket2.html

人数制限が設けられた完全チケット購入制度になりました。

最初の頃は会場やコミケカタログを購入すれば来場できたのですが、始発で東京ビッグサイトへ着いたとしても入場できるわけではありません。

また早く受付を済ませても指定された枠内限定での早い者順となっています。

コミケ準備会側の資料として、始発からの平均時間は5時間と明記されています。

来場時間入場時間待ち時間
始発電車10時〜10時半頃5時間
10時頃11時〜11時半頃1時間
12時頃12時頃0時間
引用:コミックマーケット

私がオススメするのは、スマホで動画を観たりゲームをすることです。

まだPSPが現役の頃はゲーム機に動画を入れて視聴をしている人が多かったのですが、今はスマホやタブレットで視聴できるだけではなくウェブでカタログが読めてしまう時代です。

私がオススメする暇つぶし対策
  • スマホやタブレットで読書・ゲーム・動画
  • ゲーム機を持参してローカル対戦
  • コミケのカタログチェック

スマホやタブレットで読書・ゲーム・動画

スマホやタブレットを中心に待機列で暇つぶしをすることをオススメします。

理由は簡単でスマホやタブレットを持ち運ぶとゲーム機よりも薄いので持ち運びに便利なこと、簡単にモバイルバッテリーで充電できる端末だからです。

私は過去にWindows・Android・iOS全てのタブレットをコミケに持ち運びましたが、薄いからゲーム機を持っていくよりかはマシなレベルで率先して持っていかなくても良いと判断しています。

タブレット持参のデメリット
  • いくら薄く軽いと言っても荷物になる
  • 使用頻度が少なかったら荷物になる
  • 使わない可能性がある
  • カバンの自由度が下がる
  • 盗難・紛失・故障の可能性がある
  • ネットを繋ぐ場合は回線の準備が必要
タブレット持参のメリット
  • スマホとの実質2台持ちで効率が良い
  • スマホとの使い分けでバッテリーの消費が減る
  • コミケカタログ(ウェブ版)のチェックがしやすい
  • 読書や動画閲覧のストレスを感じない

結局タブレットを持参することは荷物が一つ増えることに繋がるだけではなく、置き引きや落下による破損などの可能性があるのでスマホで完結ができそうならスマホで十分だと判断しています。

私は読書や動画を観るのにアマゾンプライム会員Kindle Unlimitedに頼りながらコミケの待機列に並んだり売り子をしていました。

電子書籍と同人誌はスマホ本体に保存することでき、回線が重いコミケ会場内のストレスを感じることがありませんでした。

コミケ用に動画閲覧や読書用のタブレットが欲しい場合は、無理にiPadを購入せず安いAndroidタブレットやKindleシリーズや中古タブレットの購入することをオススメします。

ゲーム機を持参してローカル対戦

古くはDSのピクトチャットで知らない人と待機中にお絵描きをし、今ではNintendo Switchが持ち運び可能なこともあり据え置きゲーム機を持ち運んでローカル対戦をしている方がちらほらいます。

Splatoonスマブラの時は皆対戦していました、ポケモンが発売された時はローカル対戦控えめに一人プレイをしている方をたくさん見ました。

私は荷物が増えるのが嫌なのでゲーム機を持参することはないのですが、待機列では並ぶ列によって大きく左右されますが、ローカル対戦できる可能性が高いので持って行くのも良いでしょう。

コミケのカタログチェック

一番の王道かつ無難なのがコミケのカタログで目当てのサークルをチェックすることです。

完全チケット制となったため、来場時間をある程度調整できるようになったので一番時間効率的にもオススメです。

サークルチェックは結構大事ですし、漏れやTwitterやpixivを閲覧中に興味のあるサークルがあったらチェックできます。

全体を見渡しても結構サークルチェックを待機列でやっている人を見かけます。

ウェブカタログが電波の関係で閲覧が厳しい場合は、コミケカタログ(冊子版)が会場内で売られているので荷物になりますが購入するのも良いでしょう。

リストバンドがC97から付属しているのでゴミにはならないはずです。

コミケの暇つぶしに関してはさらに詳しい記事はこちら

サークル配置図

サークル配置図はデジタル・アナログ両方を持つのをオススメします。

どちらも持つことで臨機応変にサークルを巡ることができます。

アナログ
  • 手書きなので書きやすい
  • 冊子版を買えばついてくる
  • コミケ会場でカタログを買えば手に入る
  • 落としても壊れることはない
  • マップケースを使えばいつでも見られる
  • 人や人混みで破損しやすい
  • 見る分には簡単
  • すぐにリストは作りにくい
デジタル
  • スマホでも閲覧が可能
  • 筆記用具の持参がない
  • 端末を落とした時の被害が大きい
  • ショルダーケースがあると落としづらい
  • 歩きスマホになりやすいので危険
  • 人混みでは使いにくい
  • すぐに見るのには不便
  • リストは作りやすい

アナログ・デジタルのサークル配置図の比較表です。

歩きスマホなることとタブレットの場合ショルダーケースを使わないと落とす危険性があります。

会場内ではスタッフが歩きスマホ・タブレットに対して注意喚起をしているので、私としては会場内においてはデジタル端末を使った移動はオススメしません。

もしするならばメモ帳アプリを起動して、目的のサークルやジャンル(島や壁)の配置番号をリスト化し、チラ見しながら移動するほうが良いでしょう。

私は配置番号さえ把握できていたら大体分かるので、リストだけを見ながら移動しています。

保険証・身分証明証

会場内で倒れた時のために準備をしておきましょう。

ただ財布に入れておくとスリや置き引きにあった時が大変なので、私の場合は財布を複数に分けているのと同じくカードケースに入れています。

クレジットカードやキャッシュカードも財布に入れずに分散させています。

食べ物・飲み物

コミケでは帰宅するまで食べ物飲み物が重要です。

夏コミでは熱中症対策、冬コミでは乾燥しているので飲料水は無くてはならない物なので、ペットボトル1本は最低でも持参しましょう。

私がオススメするのはえいようかん

私がオススメするのは井村屋のえいようかんです。

スポーツようかんも手軽で良いのですが、量と長期保存の観点でえいようかんを主に食べています。

えいようかんの良いところ
  • カロリー摂取が用意
  • 食べやすい
  • ボロボロこぼれない
  • 口の中の水分が無くならない
  • 保存性の良さ

飲料水は必須

飲料水は夏冬問わず必須なので用意しましょう。

特に夏の場合は熱中症対策に繋がりますし、冬は乾燥対策にもなります。

私は毎回1リットル容器があるミネラル麦茶を持参しています。

カフェインがある飲み物はトイレが近くなるのであまりオススメしません。

会場内での購入はできるが長蛇の列

コミケの会場内や付近のコンビニでは飲み物や食べ物を購入することができます。

しかしとても並ぶので家から持っていくのが無難です。

また会場内の自販機では好きな飲物を購入することができますが、わんこそばのように飲み物を補充しているので冷えていません。

開場前の自販機は冷えていることが多いので、サークル参加の方は好きなように買えるでしょう。

雨具

2019年の冬コミの雨の中の待機列

2019年冬コミの雨の中の待機列の写真です。

濡れないために雨具を一般参加者の方々は持参しています。

冬コミの雨は濡れると冷たくて体が冷えるので、寒さ対策の延長として考えてください。

雨や雪が降ると夏でも冷えるのでレインコートやポンチョを持参しましょう。

待機列でも一応折りたたみ傘はギリギリ良いようなのですが、C97の待機列でスタッフの方が移動中は傘を閉じるように言っていました。

良いとは言っても周りに当てないよう腕を上げ続けないといけないので私は疲れたくないので利用はしません。

実際日傘もそうなのですが先端が当たって痛いですし、そもそもコミケは列移動から帰宅まで基本ぎゅうぎゅう詰めです。

周囲のことを考えるとあまりオススメはできません。

帰宅後の自宅や滞在先の最寄り駅は恐らく人だらけではないので、その時は折りたたみ傘が便利です。

コミケの雨・雪対策の詳しい記事はこちら

戦利品用バッグ

コミケでは戦利品を入れるため専用のバッグは一つあると便利です。

基本はトートバッグタイプが無難です。

私は折りたたみトートバッグ(エコバッグ)を持参しています。

待機列中ではコンパクトに収納をし、コミケ開場後に広げて戦利品を入れるようにしています。

帰宅後は荷物が嫌でも増えるのが即売会ですが、それでも始まるまでは荷物をなるべく減らして体力温存や手間を減らしたいのでオススメです。

折りたたみトートバッグの詳しい記事はこちら

またミーティングバッグという非常に大きなバッグもあります。

大量の同人誌を入れて運ぶにはとても便利ですが、人混みで持ち運ぶには少し大きすぎることが考えられます。

個人的にはコミケ会場に持って行く場合、サークルやコスプレ参加に向いていると考えています。

ミーティングバッグの詳しい記事はこちら

折りたたみ椅子

コミケの列待機中は地面に座ることになるので敷物や折りたたみ椅子が必要になります。

無くても気にしない人は良いのかもしれませんが、この折りたたみ椅子は雨・雪対策にもなるので私は強くオススメします。

ただ大きいの椅子ではなく小さくコンパクトなものが推奨されます。

大きすぎても持っていくのが大変ですし、座れるスペースが一人が座れる分しかありません。

また折りたたみ椅子はトイレなどで列を外れるときに目印や場所取りにも使えます。

折りたたみ椅子の詳しい記事はこちら

タオル

汗拭きから日差し対策にも応用できるのがタオルです。

手拭き用のハンカチも用意すると完璧です。

私は冷感・速乾タオルを主に使っています。

アルコールティッシュ

アルコールティッシュは除菌ができるだけではなく、手が汚れたりした時に便利なのでいつも持ち歩いています。

始発以降の待機列では、ずっと外にいるので泥などで汚れた時から食事前後のとしても使えます。

サークル参加の方も机を拭きたい人は昨今多いでしょう。

また印刷物を頒布する時インクで手が汚れることもあるので、時間帯によっては長蛇の列になるトイレで手を洗うよりも早く済みます。

夏コミの持ち物を解説

夏コミの持ち物の特徴
  • 熱中症対策
  • 暑さ対策
  • 臭いなど身だしなみ対策

夏コミの持ち物対策は主にこの3つが中心になっています。

夏コミで一番気をつけるべきなのは特に熱中症対策です。

そのため夏と冬どちらが過酷かと言われると、脱いでも暑いし倒れやすく疲れやすい夏コミと私は断言します。

それほどに夏コミは厳しいので持ち物を徹底的に意識していきましょう。

熱中症対策グッズ

熱中症対策グッズは夏コミを切り抜けるためにはとても大切なものになっていきます。

熱中症対策にならないだけではなく、暑さ対策もできるので夏コミの快適さが断然違います。

酷暑の夏コミでは朝の待機列でドンドン一般参加者が倒れていき、私が体験した時は10分置きに周りからスタッフを呼ぶ声が聞こえたほどです。

夏コミの暑さ対策グッズの詳しい記事はこちら

携帯扇風機

首掛けの携帯扇風機や手で持つハンディファンを持参しましょう。

私は5年以上携帯扇風機を夏コミに取り入れています。

ここ数年ハンディファンが流行っていますが、コミケではハンディファンはカバンの容量を圧迫したり、そもそも手で持ちながらの移動は厳しいのでオススメしません。

待機列のためにハンディファンを用意するのならば、首掛けタイプの携帯扇風機で私は十分だと判断しています。

ただしサークル参加者の場合はハンディファンはあっても良いと思います。

ヒヤロン

カイロの反対版で叩くと氷を作ってくれるのがヒヤロンです。

1時間も保ったら奇跡なのでここ数年は皆さん持参していないですし、ビッグサイト周辺のコンビニでも一気に見なくなりました。

本当に辛くなった時のための転ばぬ先の杖として私は2つほどカバンに入れています。

一度も使ったことがないのですが、熱中症対策どころか仮になった時のアイテムとして保険の意味合いがあります。

冷えピタ(冷却ジェルシート)は人による

冷えピタをつけている人は夏コミでは昔から多くいます。

冷たくて気持ち良いのですが、クーリング効果は低いそうなのでゴミにもなるなら、いらないかなと私は思っています。

冷却ジェルシートは体温を下げる目的ではなく,局所の冷却による苦痛緩和目的にて使用することが効果的であると考えます。

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=11987

夏コミにおける熱中症対策にはならないが、暑さによる苦痛対策には効果なので使い分けが大切でしょう。

私はあってもなくても変わらなかったので冷えピタなどの冷却ジェルシートは使わなくなりました。

塩飴

塩飴または塩タブレットなどと言われるもので、熱中症対策に最近持ち歩いている人が多くいます。

サークル参加の時に良く差し入れとして見るほど、夏コミにおいては嫌がられにくい食べ物系でもあります。

私自身は塩飴を食べることはそんなにないのですが、一応何個かは持ち歩いています。

会場内外は暑いので溶けにくい塩タブレットをオススメします。

身だしなみ

身だしなみ対策は本当に必要です。

冬コミでも言われていますが、夏コミの体臭の酷さは毎年ネタにされるほど定番の話です。

ここ最近はそこまで酷い話を聞くことはないのですが、こちらが吐きそうになるほど臭い人を過去に遭遇したことがあります。

そのためにも自分自身から体臭の対策をするように心がけましょう。

制汗スプレー

良く臭くなる脇部分をスプレーしています。

最近のコミケでは見た目や年齢関係なく、制汗スプレーを使用している人が多くなった印象があります。

実際待機列で使用しているのを良く見ますが、使用する場所に注意しましょう。

会場内でもそうなのですが、人が密集しているところでの使用は迷惑になるので控えてください。

びっくりした体験があり、東館の通路内で周りを見ずに長時間スプレーを噴射している人がいました。

さすがにそれはスタッフが気づいて注意していました。

デオドラントシート

俗に言うボディシートやフェイスシートと言われるものです。

私は常に持参していて、汗をかいたらとりあえず拭いています。

制汗スプレーとは違ってゴミが出るので気をつけてください。

私のオススメはデオナチュラ

デオナチュラは私がシーズン問わず長年使っている制汗・体臭対策の商品です。

制汗はあまり感じませんが、体臭予防には結構効果を実感していまして持参もしています。

出かける前に気になる部分に使っているのですが、正直臭い対策はデオナチュラ一択だと勝手に思っています。

日差し対策

入場者待機列だけではなく、コミケでは大手サークルを並ぶ時に日差し対策をすることが大切です。

熱中症対策になるだけではなく、熱疲労や日焼け対策にもなるので意識するようにしましょう。

私が実践しているコミケの日焼け対策記事です。

日焼け止め

何種類か日焼け止めを日常的に利用しているのですが、私がオススメするのはバジャーの日焼け止めです。

コミケでは普通の買い物よりも倍に汗をかくので、汗が流れてしまうことを考えると耐水性のあるこの商品はとても重宝します。

日焼け止めの注意点として2時間置きに塗り直さなくてはいけない点です。

防水性があったとしても、紫外線による劣化で日焼け止めの効果が低減するので塗り直しましょう。

帽子

直接日光を浴びると下手したら倒れるので、帽子を持参するようにしましょう。

最悪タオルを頭に巻くのも良いのですが帽子がベストです。

帽子だけでは辛い人が男女問わずでてきて、タオルと帽子を組み合わせて日差し対策をしています。

冬コミの持ち物を解説

冬コミは夏コミと違い、寒さから身を守るには極論着込むことで解決ができます。

しかし寒さ対策だけではなく乾燥対策も大切な要因です。

会場内を実際に計測をしたのですが、冬コミは人が密集していてもシャッターが開いていて吹き抜けになっているので乾燥をしています。

そのため乾燥対策として水分補給をこまめにし、マスクを着用することをオススメします。

また乾燥対策や寒さ対策も必要ですが、風邪予防まで意識した体作りが必要になっていきます。

この点は夏コミの暑さ対策と共通する点があります。

冬コミの寒さ対策の詳しい記事はこちら

寒さ対策グッズ

冬コミの持ち物の中で一番重要な点とも言えるのが寒さ対策です。

寒さ対策をせずに参加すると体調を崩して、参加もできないまま帰宅することになります。

待機列であまりの寒さにうずくまってしまい、身動きが取れずスタッフに抱えられる人も見たことがあります。

今の所凍死された参加者はいないようですが、様々な要因で動けなくなる人がいますので寒さを舐めずに準備をしましょう。

カイロ

貼るカイロを持参するのが無難です。

服と服の間に貼と物凄く温かいですし、貼らないカイロと比べてピンポイントで温められるのが個人的に好きです。

またカイロには再利用できるタイプも存在します。

燃料式と充電式があり、燃料式は会場内では使えないので必然的に充電式のカイロになります。

あまり温かくはないのですが、何度も再利用できたりモバイルバッテリーと合体している商品もあるのが特徴です。

エマージェンシーシート

ビッグサイトは海風とビル風が強い場所です。

風による体感温度の低さも考えるとジャンバーだけでは寒く感じます。

そこで使うのがエマージェンシーシートです。

ビニールやアルミで出来た毛布やブランケットと思ってください。

エマージェンシーシートがあるなしではだいぶ違うのですが、デメリットとして片付けるのが大変なことがあります。

ただしメリットとして軽くコンパクトなので冬コミにおける転ばぬ先の杖として購入するのも良いでしょう。

意外と周辺のコンビニでもたエマージェンシーブレーキがわずかながら売られています。

乾燥・風邪対策

乾燥対策は寒さ対策がメインであるため見過ごされているところがあります。

コミケ会場内の湿度は、開場前の比較的密閉されているビッグサイトにおいても大変乾燥しています。

あまりの乾燥による怪我が報告されたこともあり、準備会側も乾燥による怪我について注意喚起をしています。

特に売り子の方は同人誌の頒布中による紙で切ってしまったり、ダンボール開封中による怪我があります。

しかし、乾燥していると細菌やウイルスが付着しやすくなります。そして、炎症を起こし、喉が痛い、鼻水が出る等の症状を引き起こします。 

https://kentei.healthcare/info/column/?p=2787

さらに乾燥による怪我だけではなく風邪予防も意識しましょう。

乾燥が原因による最近やウイルス感染もありますし、過去にはコミケで胃腸炎や風邪など感染症や流行したこともあります。

コミケ準備会側も啓蒙活動を盛んにしています。

水分補給用の飲み物

乾燥対策のためにも水分補給を十分にするよう心がけましょう。

冬だからあまり喉が渇かないしという判断もあるのですが、少なくとも喉は乾燥しやすいのでこまめな水分補給を意識してください。

私の場合は余計に喉が渇かないためにも、夏と同じく基本お茶類やミネラルウォーターを飲んでいます。

マスク

感染症予防にもなるマスクも付けましょう。

口や鼻などの乾燥対策にマスクは大変有効なので、私は使い捨てマスクを複数持参して参加しています。

友人は他のサークル参加者や友人知人に対して渡すため、マスク一つ一つに袋に入った箱にたくさん入った使い捨てマスクを丸ごと持参していました。

差し入れとしてのマスクは袋詰めされているのなら最適解の一つ(清潔性に信頼自信がある場合)かもしれないと思いました。

服装

寒さ対策では紹介しなかった服装について解説していきます。

基本としては何枚も着込めば寒さに強くなるのですが、着込みすぎると逆に会場内で汗をかいて体が冷えます。

東京ビッグサイトそのものが広いせいもあり、かなり歩くので自然と汗が出ます。

着込みすぎない程度に的確に服装を選ぶ必要があります。

インナー

ヒートテックなどのインナーシャツがオススメです。

闇雲のシャツやパーカーなどを着込むよりも、インナーにお金を使った方が良いです。

私は長年おたふく手袋のボディータフネスを愛用しています。

マフラー

ネックウォーマー フリーサイズ 冬 防寒 3way 無地 ブラック カイロ・スマホ用ポケット付き

首が開いていると外の待機列ではとても寒いです。

そこで有効なのがマフラーです。

特に首に巻くマフラーよりも筒状で隙間もなく、脱げる心配の無いネックウォーマーがオススメです。

手袋

冬コミの待機では手袋は必須です。

手袋なしは辛くて帰りたくなります。

特に今の時代はスマホやタブレットを利用することが当たり前なので、スマホ操作ができる手袋を購入するようにしましょう。

ただし安物を購入するとスマホが反応する部分がすぐに剥がれたり、スカスカで風を通す手袋ばかりなので良いものを購入しましょう。

靴下

靴下は2枚重ね推奨です。

待機列中はつま先が冷たくなるので、二重かつ最低1枚は厚い靴下をオススメします。

夏コミ・冬コミの持ち物リスト

それぞれの項目をタップで移動します。

必須ではないがコミケにあると便利な物

コミケにおいて必須ではないけどあると便利なものを番外編としては紹介していきます。

どれも持ち運ばなくても良いのですが、あると目的によっては便利なものです。

クリアケースまたはキャリングケース

クリアケースやキャリングケースといったものは、一番同人誌を傷つけないために便利なアイテムです。

特にコピーやペーパーに関しては、破損する可能性を大きく下げるのであると便利です。

しかし便利なのですが行きの満員電車で破損したこともあるのと、ファイルに入れなくても同人誌がボロボロになることはなかったので私は利用していません。

もし買うとしたらA4以上の大きな物を選んでください。

どのサイズの同人誌にも使えるタイプの方が汎用性が上がります。

サークル参加をしている時は余裕があるので持参しています。

メガネクリーナー

ウェットシートタイプの使い捨てのメガネ拭きです。

眼鏡をかける人にしかオススメできないのでこちらに移動しました。

会場内だとメガネのレンズが汚れることがあるのと、昨今の感染症予防の観点から気休め程度にはなるかと考えています。

特にメガネクリーナーの曇り止めがついているものがあると、寒暖差によるレンズの曇り対策にもなるので便利です。

使い捨てメガネ拭きについて詳しく知りたい方はこちら

差し入れ

仲の良い人や周辺の同じジャンルの人のに渡したり、様々な理由で持っていく人が多くいます。

ただ下手したら荷物になること、場合によっては相手が邪魔と感じるので差し入れに関しては強く意識するようにしてください。

私がしている差し入れ
  • 腐りにくいもの
  • 塩飴
  • コンビニへ代わりに買い出し

スケブ

スケブも即売会の醍醐味なのであると楽しいですが、必須ではありません。

特に最近ではトラブルを良く聞くようになったので、ネットで前もって予約をしたり、身内以外はスケブを断るケースは増えています。

私は迷惑になる可能性があると思っているので基本スケブは依頼しません。

カメラ

コスプレの撮影を目的にしている人には必須でしょう。

しかし軽く見に行きたい程度では今の時代スマホで十分の場合があるので、カメラはオススメしません。

ただしコスプレエリアに行く場合はカメラよりも、コミケ準備会が出している注意事項をしっかりと読むようにしてください。

カメラよりも大事な情報があります。

カタログ

意外と昔から重いことが原因でコミケカタログを持参することに賛否両論がありました。

特にカタログ(ROM版)をインストールしたノートパソコンやWindowsタブレット、あまり良くはないのですが改造したPSPやスマホのアプリに入れて持ち歩く人がいました。

個人的な意見としてはスタイルに合わせてカタログを選べば良いと考えています。

仮にカタログを持参するとしたら
  • 会場内でリストバンドを買うついでにカタログ冊子版を求める
  • 電波障害の心配もあるがウェブ版をメインにする
  • WindowsタブレットやノートパソコンにROM版を入れて持参する

主に3つの理由で持参するカタログの種類が選べるでしょう。

私は基本的に確認用の地図さえあれば良いのでTwitter検索などをしてチェックし、リストにまとめてながらサークル配置図とにらめっこしています。

地図を見なくても大体は分かる私は、リスト漏れをしていないかを最優先で確認しています。

まとめ

コミケの持ち物をまとめていきました。

今回は必要最低限なので持病がある方は当たり前ですが薬は必要です。

この記事を通して自分に向いた最適なコミケ対策を考えてくださるとありがたいです。

チェル

チェル

自分が工夫していることを実体験とソースを交えて紹介していきます。
当記事では趣味と生活の質を上げるために、集中力や効率をいかに上げるかを中心に書いています。
最大の目標は生活の満足度を上げることです。

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