コミケ列待機でオススメの折り畳み椅子3種類を紹介!

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コミケの持ち物として、特に始発から待機列に並ぶ一般参加者にオススメするのが折りたたみ椅子です。

折りたたみ椅子を使うことにより、長時間外で並んでいる状況下でも座っていられます。

また東京ビッグサイト周辺のコンビニや仮設トイレに行く場合、待機列の場所取りと目印として折りたたみ椅子はとても有効です。

コミケ待機列で有効活用できる折りたたみ椅子を当記事では、主に三種類を実際に過去使用してきたので紹介します。

早く読みたい人のための目次

なぜコミケでは折りたたみ椅子がオススメなのか?

私はコミケの待機列からサークルスペースの荷物台として主に三種類の折りたたみ椅子を使ってきました。

折りたたみ椅子を使ってみて分かったのが、無くても良いがあると便利なコミケ用アイテムであることです。

待機列では折りたたみ椅子が便利

待機列では特に始発組は2時間は列形成が終わったらその場で待機します。

列では座るための場所は確保できますが、基本地面に座ることになるので折りたたみ椅子または敷物が必要になります。

ビッグサイト周辺を確認して椅子の大切さをまず理解

東京ビッグサイト周辺の深夜映像
最寄駅である国際展示場駅から東京ビッグサイト会場内部の映像

それぞれの映像を見ていただけるとわかるのですが、一般参加者はコミケ開場までの間コンクリートの地面に待機します。

最近はリストバンド形式になったので並ぶ時間は大幅に短縮されたといっても限界があります。

地面の上に座るチャンスがあるなら椅子を使って座り体力を温存しましょう。

サークル参加者は予備の椅子として

コミケのサークル参加してきた時の動画

現在のサークル参加はチケット2枚で、椅子は1つです。

追加で1サークルスペースにつき、さらに1つ追加できます。

しかし早めにサークル入場しないと椅子がなくなってしまうのと、荷物の関係などでパイプ椅子を置くことができない場合は折りたたみ椅子を持参するのも一つの手です。

リュックを置くスペースとして活用するなど様々な方法があるので荷物に余裕がある場合は折りたたみ椅子を持っていくのも一つの手です。

雨や雪による地面の濡れ対策

雨や雪が降っている時は地面が濡れるのでズボンやカバンが濡れてしまうので、直接地面に座ることは衛生面にも体調面でも影響があると言えるでしょう。

さらに地面の濡れの他にもレインコートなど雨具を買い対策をしましょう。

雨・雪の時のコミケ対策記事はこちら

冬コミの時は地面が冷たいので敷物でも厳しいので、私は冬コミだけでも小さな折りたたみ椅子は持っていくことがベストだと考えています。

また雪の日の待機列も経験したことがあるのですが、地面に直接座っていてズボンが濡れている方がいました。

「寒い」と言いながら持っていたカタログとタオルを地面に敷いていました。

冬コミの寒さ対策の観点からも意識してみましょう。

冬コミの寒さ対策記事はこちら

また夏コミでも雨に濡れると熱を奪われて体力を持っていかれます。

さらに時間帯や場所にもよりますが、熱せられた地面に座る可能性もあるので、椅子やせめてタオルを用意しておきましょう。

私の体感ですが夏コミの場合はの方が、暑くて疲れるので椅子があると待機列での体力の減少を抑えられます。

夏コミの暑さ対策記事はこちら

暇つぶし対策の一つとして

コミケの待機列では始発から並んでいると時間が余ってしまいます。

様々な暇つぶし対策があるのですが、中でも仮眠を取る方が多くいます。

椅子に座って仮眠をすることでコミケのための体力維持ができます。

地面に直接座って寝てもいいのですが、前述の通り冬コミや雨・雪の日は厳しいので睡眠を取ることについでも私は椅子派です。

コミケ待機列についての記事はこちら

場所を取りとしての利用

コミケの待機列では一定の時間(大体8時台)になるまでは、場所を確保したら列から出て買い物やトイレに行くことができます。

その時にカバンを置いて目印にするのは、スリや置き引きがあるので現実的ではありません。

折りたたみ椅子を置くことでスリや置き引き対策にもなりますし、仮に折りたたみ椅子が盗られたとしてもカバンや荷物が盗まれるよりかは痛くありません。

今のところ待機列に置いた椅子を置き引きされたことはありませんが、何があるか分からないので左右にいる人に声をかけて退席しています。

折りたたみ椅子は主に三種類

  • 座高がギリギリのロースタイル
  • 折り紙のように畳めるタイプ
  • 細長い収束式

この他にも背もたれのある折りたたみ椅子など使ってきたのですが、私がオススメするのはこの三種類です。

当記事では三種類を説明していきます。

私は2020年現在利用しているのは、折り紙のように畳めるタイプのパタットミニです。

座高が低い折りたたみ椅子

私がコミケの待機列で長年使っていたのが、ドッペルギャンガーが出していたウルトラマイクロチェアという商品です。

今現在この商品はシリーズごと売られていません。

とても小さくコンパクトで便利だったのですが、布が破けてしまったので処分することにしました。

このタイプの椅子は今では少なくなっているのですが、コンパクト重視で考えるとダントツでオススメしたい椅子です。

後述するパタットミニをコンパクト性・携帯性でははるかに超えています。

座高が低いタイプのメリット・デメリット

デメリット
  • 座っていないと蹴飛ばされることがある
  • 座高が低いので下半身に負担がかかる
  • 立ちにくい
  • 周囲の密集具合で座り方が変になる
メリット
  • コンパクトでカバンに入れやすい
  • 軽い
  • 座高が低いから冬場は風が当たりにくい
  • 人に配慮できる大きさ

座高が低いタイプのメリット

ウォーキングポーチにすらしっかりと入るほどのコンパクト性を発揮しています。

コミケでは帰宅時に荷物が増える関係で持ち物の大きさや重さは死活問題です。

コンパクト性を重視しているので他の椅子よりも比較的軽いのが特徴です。

座高が低いので椅子の中では風が当たりにくいです。

そのために冬の風が強い時期には直接当たりにくいです。

コミケで邪魔になりにくい折りたたみ椅子のなかでは、最も小さく配慮できる大きさです。

座高が低いタイプのデメリット

小さく地面スレスレの座高なので目につかないようで、待機列から移動する人に蹴飛ばされます。

座高が低いので特にふとももを中心に下半身に負担がかかります。

体重のある方には厳しいかもしれません。

座高が低いので立ち上がるのに苦労します。

足の筋肉が弱い人や列の周囲にいる人がさらに密着していると立ち上がるのに苦労します。

また立ち上がったとしても勢いで椅子が動きやすいです。

列待機の人の密集具合で上手く座れない可能性があります。

そのため椅子の片足に力がかかってしまい壊れる原因になったり、疲れる座り方になってしまいます。

座高が低い折りたたみ椅子が壊れた原因

折りたたみ椅子を座る布同士のつなぎ目が解けつつ破れていました。

長時間座っていたことによる体重のかかり具合が原因でしょう。

折り紙のように畳めるパタットミニ

ここ数年イベント向けということで、話題になっているのがパタットミニです。

私自身、2020年現在も使っている折り畳み椅子です。

デザインも良く艦これなどとコラボしていたりと、コミケ参加者を意識している折り畳み椅子でもあります。

パタットミニのメリット・デメリット

デメリット
  • 広げにくい
  • コンパクトさに欠ける
  • 座らないと風で飛ぶ
メリット
  • 畳みやすい
  • プラスチックを折り畳むだけなので軽い
  • 座りやすい
  • 拭きやすい

パタットミニのメリット

パタットミニそのものの構造が畳むか広げるかだけなので、待機列の移動が始まった時はすぐに片付けられます。

大きさの割にはとても軽いです。

サイズの割には軽いのでカバンに入れてても疲れには繋がりません。

座高が高く面も広いので座りやすいです。

私が思うパタットミニ最大の強みです。

雨が降っても従来の折りたたみ椅子のように布部分が無いので、タオルやティッシュで拭くだけで湿気が取れます。

コミケで一番のキツイのが雨で乾いていなかったら、その湿気が同人誌を濡らす可能性もあるので雨に強いのは個人的に大きなポイントです。

パタットミニのデメリット

パタットミニの折り目がしっかりとできていない最初は広げにくいです。

力のない人には厳しいと思うので、購入をしたら一度開けて何度か広げておきましょう。

軽くて厚さは同人誌1~2冊分なのでとても便利な半面、大きいのでカバンを選びます。

軽くて大きく構造的に広げたパタットミニ内部に風が入るので、風が強く吹くとパタットミニが動きます。

特に西館南館待機列ではビル風・海風が強いことが良くあり、飛ばないようにするのがとても大変でしょう。

パタットミニを使っていて場所を離れる時は、椅子の上にゼリー飲料を置き、500mlのペットボトルをパタットミニで被せるようにして飛ばないように工夫しています。

パタットミニが壊れそうな点

  1. 経年劣化で割れそう
  2. 足部分がボロボロにすり減りそう
  3. 飛んで失くしそう

経年劣化で割れそう

まだ壊れていないのですが材質的に見て割れたり破損するような壊れ方をしそうです。

足部分がボロボロにすり減りそう

地面と設置する足部分が厚紙で支えているような状態なので、負荷がかかりそこから破損するのではと、とても心配しています。

飛んで無くしそう

軽く飛んでしまうことも考えられるので、そもそも壊れる前に失くしてしまうのでは?という考えが脳裏に過りました。

細長いタイプ、収束式の折りたたみ椅子

細長い収束式の折り畳み椅子はカバンを選びますが、マッチすればとても良い折りたたみ椅子です。

モンベルのトレールチェアというのを使っていました。

このタイプはメジャーで様々な会社から出ています。

収束式折りたたみ椅子のメリット・デメリット

デメリット
  • 足の接地面が細いので傾けて座ってしまう 片足立ちをしがちになる
  • 小さいかばんには入らない
メリット
  • 折り畳みがとても楽
  • 全体的にしっかりしている
  • 座高があるので座りやすい
  • 畳むと細長いのでリュックの横や隅に入れやすい

収束式折りたたみ椅子のメリット

力がいれずに折りたたむことができます。

頭も使いません。

三足以上なので椅子の中で一番安定しています。

パタットミニもバランスとしては安定しているのですが、ガッシリ感が収束式のほうがあります。

縦に長いので座高があり座りやすいですし、立つのも小さな折りたたみ椅子の中では楽な分類です。

太ももの負担が少なく、足のしびれも個人的には少なく座ったときの疲れが少ないタイプでした。

畳んだら細くなるので、かばんの側面や物によっては左右のペットボトルホルダーに入れることもでき、鞄への応用力はとても高いです。

収束式折りたたみ椅子のデメリット

座ると分かるのですが、折り畳み椅子の足を自然と傾けて座ってしまうことが多いです。

実質二本の足で座ってしまうので、故障や転倒の原因にもなるのでとても危険です。

ウォーキングポーチには入らないですし、ある程度の高さや長さのあるカバンではないと持っていけません。

ただしカバンについているペットボトルホルダーに入ることもあるので、ペットボトルホルダーに入る点を考えるとメリットになります。

収束式折りたたみ椅子はどのように壊れたか

足の地面と接地する部分のネジが取れ、足首がゆるくなり不安になったので処分しました。

布部分は購入したモンベルのトレールチェアは破けませんでしたが、使用中に壊れることを考えると良い判断だったと思います。

折り畳み椅子は基本布が破けてしまうのですが、破けずに終わったのでモンベルの布の耐久性に驚かされました。

上でも書いたように、傾けて座ってしまった関係でネジが緩んだのでしょう。

友人も同じようにネジが取れてしまい泣く泣く捨てました。

収束式は他に三脚チェアというタイプもあり、コミケでは三脚折り畳み椅子もちらほら見かけます。

こちらの方が安いことが多いのですが、耐久性が心配なので自分は今後採用することはないでしょう。

伸縮式折りたたみ椅子

約2年ぶりの開催になったC99から使い始めたのが伸縮式の折りたたみ椅子です。

伸縮式の一番のメリットは、圧倒的なたたみやすさにあります。

今まで紹介してきた3種類の折りたたみ椅子は力が必要だったり、手間がかかったりと大変でした。

伸縮式折りたたみ椅子のたたみ方

今までの折りたたみ式とは違い、たたむのではなく「伸ばしたり縮める」ので腕の動きすらも楽な分類になっている

伸縮式折りたたみ椅子のメリットは、腕の軽い動きで伸ばせる所です。

折ったり広げたりするよりも、こちらのほうが頭も時間も無駄な動作もありません。

急に椅子を片付けるようにスタッフから案内されても、すぐに対応できます。

伸縮式折りたたみ椅子は高さ調整も可能

細かな高さ調整が可能となっている

細かく高さが調整できるため、自分の快適な高さや周囲に合わせて調節できます。

私は待機列では最大で使ったのですが、周囲が従来のコミケ待機列とは違い、幅がある関係で快適に座ることができました。

今まで使っていた折りたたみ椅子は、軽さやコンパクトそして密集を意識していました。

しかしC99からは密集した待機列はないため、今までのコミケの中で一番楽に座ることができました。

折り畳み椅子を四種類から選ぶ基準

  • 使うかばん
  • 自分自身の身長と体重
  • 何を重視するのか
  • 手軽さ

コミケで使うカバン

コミケに参加する時に使うかばんの大きさから、折りたたみ椅子を選ぶのも一つの手だと思います。

またはその逆に折りたたみ椅子の大きさから逆算して、コミケで使うカバンを考えるのも良いでしょう。

私は使うカバンによって折りたたみ椅子のサイズや種類を決めています。

リュックタイプ

リュックタイプは容量にもよりますが、上で紹介した三種類の折り畳み椅子どれも入れられます。

細長いタイプでしたらパタットミニ以外の折り畳み椅子は、コールマンアトラスリングバッグにギリギリ入りました。

リュックの左右にあるペットボトルホルダーに入れられる場合もあります。

また大きさを調整できるビジネスリュックをコミケ参加時に使っているのですが、後ろにいる人が邪魔になるような荷物の量にもコミケ開催直前はないので良い感じでした。

トートバッグ

そこで使えるのがトートバッグです。

同人誌を入れるのにも最適です。

ただし収束式の場合は同人誌と一緒に入れると、バッグ内がごちゃごちゃしてしまう可能性もあります。

同人誌と一緒に収納することができるのはパタットミニだったので、今もパタットミニを愛用しています。

トートバッグに拘らず、折り畳みのエコバッグを使うのもありです。

もう一つ個別にエコバッグを持って行くことで、途中から同人誌などの戦利品用と分けて使えます。

自分自身の身長と体重

コミケなど、イベントに持ち運ぶ折り畳み椅子は基本小さいので自分の身長と体重を把握したうえで使用しましょう。

折り畳みいすには必ず限界体重が記載されています。

手軽さ

手軽さも重要な点です。

手軽さだけで見た場合は、コミケにオススメの折り畳み椅子はロースタイルのマイクロチェアタイプです。

ただしC99のように待機列の距離が周囲と離れている場合は、伸縮式の折りたたみ椅子を私はおすすめします。

まとめ:自分に合う折りたたみ椅子を選ぼう

  1. STEP

    基準を決める

    • 使うかばん
    • 自分自身の身長と体重
    • 何を重視するのか
    • 手軽さ
  2. STEP

    折り畳み椅子を選ぶ

  3. STEP

    もう一度基準と選んだ商品を確認する

    • カバンにあった折り畳み椅子を買う
    • 自分の体格に合った折り畳み椅子を買う

折りたたみ椅子を決める際に自分に合ったものを選ぶことをオススメします。

特に自分の体格やコミケで使うカバンの大きさを基準に決めましょう。

折りたたみ椅子がどれも厳しいと感じたら、レジャーシートを利用するのも一つの手段です。

雨や雪による浸水は避けにくいですが、関節の故障などで座れない方などにオススメです。

スポーツによる関節の故障で座れない時があった私は、一度レジャーシートをコミケ待機列で使用していました。

コミケの待機列を少しでも快適になると幸いです。

チェル

チェル

自分が工夫していることを実体験とソースを交えて紹介していきます。
当記事では趣味と生活の質を上げるために、集中力や効率をいかに上げるかを中心に書いています。
最大の目標は生活の満足度を上げることです。

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