私が1年以上やっているマルチタスク対策をまとめてみた

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マルチタスクの例として、当ブログの新着記事群を貼る。複数の頭を使う作業をすることがマルチタスクである。

マルチタスクを日常生活から仕事にまで取り入れている方は多いのではないでしょうか?

趣味に関しても集中力を発揮できて没頭していると思う方もいるでしょう。

しかし最近では技術力や才能の良し悪しに関わらず、SNSに頻繁に入り浸っている人が多く見受けられます。

基本的にながら作業をする行為はマルチタスクで、作業効率を低めるだけで推奨できない行為です。

この記事では私のマルチタスクがなぜ行けないのか、そしてマルチタスクをしないためのテクニックを実際に私が使っている対策方法を中心にまとめていきます。

なぜマルチタスクは悪いのか?

仕事や勉強であれば複数の作業をマルチタスクすれば効率が上がるように見えます。

ゲームから創作活動までアニメを観ながらや音楽を聴きながらやれば、楽しく作業もできて楽しいことが倍できて一石二鳥です。

そんな皆さんがやっているマルチタスクは、逆に効率どころか脳レベルにIQまで下がる要因となっています。

マルチタスクの例

マルチタスクをしてはいけないにしても、どんなことがマルチタスクなのかしっくりこない人も多いでしょう。

趣味や日常生活レベルで見てみるとわかりやすいでしょう。

  • ゲームやアニメを観ながらSNSをする
  • 歩きながらスマホをする
  • 音楽やラジオを聴きながら作業をする

結構皆さんやっていることでしょう。

特にアニメを観ながらSNSをするというのは、掲示板界隈では特に盛んな実況行為で楽しいですし私もやります。

ですがアニメの内容がしっかり入っているのか?というと疑問も出るレベルです。

またマルチタスクの典型例として挙げられるのは、歩きスマホでしょう。

歩きながらスマホをしていると周りが見えず人にぶつかりそうになるどころか、斜めに歩いてしまうこともあるほどマルチタスクが難しいことの典型例です。

マルチタスクがだめな理由

マルチタスクの実例がわかりました。

それではマルチタスクの何が駄目なのでしょうか。

主なマルチタスクが駄目な理由としてはこの3つです。

  • マルチタスクで作業をするとあらゆる面での生産性が40%落ちる
  • シングルタスクに比べて作業時間が50%長くなる
  • 作業ミスが50%増える

さらに細かく見るとIQが落ちたり、スマホのせいで時間を浪費し、復帰するのに時間がかかるなどもあります。

実際にマルチタスクを頻繁にしていた私は作業効率も悪いだけではなく、遊んでばかりで成績の悪化に趣味の幅の劣化などに悩まされていました。

そもそもマルチタスクが悪いということすら長年気づきませんでした。

仕事や勉強だけではなく趣味のレベルまで落ちるので私はマルチタスクではなく、シングルタスクをオススメします。

私が実践するマルチタスク対策

マルチタスクが及ぼす害がわかったことで一つ疑問に出てくると思います。

どうやったらマルチタスクを減らせるのか。

そこで私が実戦しているマルチタスク対策を紹介していきます。

結構簡単にできるのでどれか一つ、自分と相性の良いテクニックを使ってみてください。

通知を切る

スマホだけではなく、パソコンやゲームの通知も基本的に消しています。

消していないのは緊急時の連絡がありそうな電話だけです。

作業中に通知が届くとそっちに目が行くので気が散りますし、そこからスマホをしながらなにかをしているだけでマルチタスクになってしまいます。

スマホ依存はマルチタスク化にも繋がることもあるので、私はスマホ依存対策とマルチタスク対策を同等に扱っています。

実際にスマホ依存しないように意識してから、作業は早く終わり、長く遊べるようになりました。

作業以外の時間を決めよう

スマホやパソコンだけではなく、漫画を読んだりアニメ視聴に対して時間指定をしましょう。

時間をあらかじめ指定しておくことで、作業効率が上がるだけではなくスマホをしながら作業をすることが格段に減ります。

ちなみに地図やエクササイズアプリと読書アプリだけはいつでも見られるように設定しています。

私がしている時間制限
  • SNSの通知および閲覧
  • スマホゲーム全般
  • あまり使わないアプリ全般
  • スマホのブラウザ

ながら作業をしない

通知をオンにしていると「ながら作業」になってしまうと書きましたが、率先してながら作業をする行為は特に距離を置きましょう。

ながら作業の例を先程挙げました。

なにか一つのことに対して集中していれば、シングルタスクとなります。

夏コミの原稿が間に合わず徹夜をしている時、集中しつつ眠くならないようにとアニメを観ながらやっていました。

全然進まないどころか頭にあることが、アウトプットできず会場に向かう直前までコピーしていました。

マルチタスクは土壇場こそ危険だと認識を改め、さらに集中できる環境を作る必要性を感じました。

無音または自然音で作業をしよう

さらにオススメなのが耳栓やノイズキャンセリングイヤホンを使うことです。

ベストの無音状態または自然音を聴きながら作業をすることで、環境音など何かを「聴きながら」ということを極限まで落とすことができます。

特に文章作成している時は無音状態がとても効率的で、歌など自分が理解できる音声はもっとも効率に影響を与えます。

作業用の道具を準備する

作業に特化した道具を準備しましょう。

勉強用のノートでも電磁気と電子回路を一緒にしないようなもので、それぞれの作業に合わせた道具を準備するのがマルチタスク対策の近道です。

私の場合は作業用の部屋を用意できず、外に出て毎日作業をするのも向いていなかったのでパソコンを2台持ちにしました。

ノートパソコン2台にモニター1枚なのでマルチタスクをしてそうに見えるでしょう。

ですがこの記事を作成する時に参考文献やサイトを調べたりマインドマップを見ながらと、一つのことをやるのに複数のことをしなくてはいけません。

そしてついパソコンやスマホで遊んだりSNSを見てしまうということがあったので、遊びもできないような環境にしました。

マルチタスクを徹底的に控えるため、作業用と遊び用を分けるのは得策なので可能な限り分けましょう。

マルチディスプレイを扱うのは難しい

上手く活用すればマルチディスプレイは作業効率を上げることができます。

しかし私の体感では諸刃の剣で、上手くハマればパソコンを2台持ちする必要もなく、集中力を発揮できます。

メリット・デメリットやマルチタスクを生み出す、誘惑対策ができたりルールを作れるかなどで活用できるかを検討する必要があります。

マルチディスプレイのメリット・デメリットについての記事はこちら

ブロックメモを使う

  • ブロックメモにリストを作成する
  • 雑念やアイディアをすぐにメモする

ブロックメモに書いていることは主にこの2点です。

ブロックメモを推奨する理由は小さくて使いやすく手軽に買えるからです。

作業を始める前や寝る前にやることリストを書いています。

作業中や直前にリストを書いているとマルチタスクになってしまうだけではなく、今やっていることがなんだったのか忘れたり他のことに没頭してしまうことに繋がります。

また雑念やアイディアをすぐにメモすることで、頭の中のことをクリアにしたり後回しにしています。

これはカードゲームなどターン制の対人ゲームをしている時に私がやっていることです。

遊戯王やマジック・ザ・ギャザリングなどでは、数字をチェックする機会や相手が何をしたのかなどを随時メモすることで思考のシングルタスク化を意識しています。

ポモドーロテクニックを駆使する

タイマーを使って作業と休憩のサイクル活動をするのも一つの戦略です。

私はポモドーロテクニックを使うことで、作業と休憩を交互にすることで嫌でもマルチタスクができないようにしています。

スマホのタイマーアプリやキッチンタイマーがあればできるのでオススメです。

ポモドーロテクニックについて理解を深めたい方はこちら

マインドフルネス瞑想をする

マインドフルネス瞑想をすることで、今ここにいる自分に対して集中をする訓練ができます。

そのため一つのことに集中する感覚が身につき、シングルタスクができる訓練に繋がります。

私もやり始めていますが、今の自分はどんな状態なのかということがたまに気付くようにまでなりました。

筋トレのように鍛えることでシングルタスク脳に近づけて行けるでしょう。

マインドフルネス記事はこちら

どうしてもマルチタスクをしなくてはいけない場合

様々な理由でマルチタスクをしなくてはいけない場合があります。

特に一日の作業が多い人ほどマルチタスクをしなくてはいけないでしょう。

そこで役に立つテクニックが、マルチタスクのタイミングをあらかじめ決めておくことです。

マルチタスクを切り替える手順

  1. STEP

    時間を決める

    時間を決めたらその時間が経過した段階で無理やりタスクを切り離す。

    私の場合はポモドーロ・テクニックと合わせることで解決しています。

  2. STEP

    他のタスクに意識を向ける

    タスクを無理やり切り離したら、別のタスクの作業を開始する。

  3. STEP

    交互に繰り返す

    決められたタスクを指定した時間通りに終わるまで繰り返します。

マルチタスクをするというよりも、時間設定をして交互に作業をするだけでシングルタスクの亜種のようなものです。

やるべきことが少なかったり、優先度の低い作業ばかりの場合はシングルタスクを永遠にやっていられる時間があります。

しかし複数のことをたくさんしなくてはいけないことがある場合は、作業のオン・オフを繰り返して強引にシングルタスクになるように時間を決める必要があります。

複数のやるべきことを実行する中で大切なことは、一番最初にやる作業を終わらせるように調節をすることです。

デュアルタスクとマルチタスクの違い

デュアルタスクとマルチタスクは似ているようで全く違うので気をつけてください。

デュアルタスクは、運動しながら頭を使う作業のことです。

マルチタスクは、頭を使いながらさらにまた頭を使う作業をします。

例えると歩きスマホはマルチタスクですが、ステッパーを踏みながらのスマホはデュアルタスクです。

歩きスマホは歩きながら周囲のことを考えつつスマホ操作をします。

しかしステッパーを踏みながらの歩きスマホは、スマホ操作をしながら周りに注意を払わずにひたすら踏んでいる違いがあります。

私は最近、ステッパーを踏みながら雀魂という麻雀ゲームをしながら踏んでいます。

頭を使うゲームと脳に血流を送り込むステッパーは相性が良いようで私は座るよりも成績が良いです。

ステッパー運動について詳しい記事を書いているのでぜひ合わせてお読みください。

おわりに

マルチタスクは効率が良いテクニックに思えますが、人間の脳そのものがシングルタスク向けなので基本はできません。

全人口の2%はマルチタスクができるようですが、私は他人と違ってマルチタスクができますと言える人はほぼいない確率なので、素直にシングルタスクをするように心がけた方が無難です。

またこのブログ記事は基本的にサイドバーがありません。

皆さんに記事を読んでもらうためにシングルタスクをしやすいようにしているためです。

私はシングルタスクをするように心がけつつ、集中力を上げるように工夫しています。

集中力を上げる行為そのものは単純ですが、結構難しかったりするのでまずはできる範囲からやってみてください。

チェル

チェル

自分が工夫していることを実体験とソースを交えて紹介していきます。
当記事では趣味と生活の質を上げるために、集中力や効率をいかに上げるかを中心に書いています。
最大の目標は生活の満足度を上げることです。

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