ノイズキャンセリングイヤホンの性能が向上したことで、耳栓の代わりとして仕事や勉強から趣味まで集中したいことに使われることが増えてきています。
使い方は音楽を流さずノイズキャンセリング機能をオンにするだけです。
ノイズキャンセリングを使いながら音楽を聴いても良いのですがデメリットがあります。
BGMを聞きながらテストを受けた被験者は、すべてのテストにおいて能力が下がっていた。
中略
BGMの影響を調べた過去の研究をくらべると、BGMは文章を読むプロセスをさまたげることがわかる。また、記憶力にも少しの悪影響が見られた。一方で、BGMは感情面やスポーツの能力には良い影響がある。
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/03/bgm.html
BGMは作業効率に良くないので集中したい時はノイズキャンセリングをオンにして、無音環境に近づけ作業することがベストだそうです。
実際私も音楽を聴きながら作業をするのを辞めてから、仕事量やブログ記事を作成する時間が短縮しました。
早く読みたい人のための目次
耳栓とノイズキャンセリングイヤホンの遮音比較
モルデックスCamo Plugsの耳栓とWF-1000XM3の遮音性能を調べてみたところ、耳栓の遮音性能は-33dB、ノイズキャンセリングイヤホンの遮音性能は-19.25dBでした。
遮音性能の情報元はこちらの海外サイトです。
耳栓の方が全体的な防音性能が高いことが分かります。
-3dBごとに減衰するので14dBの差はとても大きいです。
しかし私が使用した感じでは空調音など断続的な音に関しては、ノイズキャンセリングイヤホンのほうが若干良いと感じました。
ただしそれぞれ振動音や重低音に関しては等しく苦手です。
使っているノイズキャンセリングイヤホンと耳栓
ただ耳の穴に入れるアナログの耳栓とソニーのノイズキャンセリングイヤホンを比べました。
使用した耳栓:モルデックスCamoPlugs


使用した耳栓はモルデックスのCamoPlugsという耳栓です。
睡眠から作業や読書まで幅広く集中するために利用しています。
スポンジなのでイヤホンよりも耳に負担がかからないのがポイントです。
使用したイヤホン:WF-1000XM3


iPhoneユーザーなのでAirPods Proにするか結構悩んだのですが、見た目を考えた結果ソニーにしました。
ノイズキャンセリング機能は思ってたよりも良く驚きました。
今まで3年程使っていたBluetoothイヤホンよりも耳に負担も少なく感動しました。
ノイズキャンセリングイヤホンと耳栓のできることできないこと
- 長時間耳栓を付けていても疲れない
- 横になっても耳に違和感がない
- 寝やすさは耳栓が上
- イヤーマフと一緒に使える
- 気になる空調音の遮音率は耳栓よりも上
- 耳栓とは違い外さなくても音楽が聴ける
- 通話ができる
- 外音を拾うモードがある
- 自然音が聴ける
耳栓の場合
長時間耳栓を付けていても疲れない
耳に負担がかかりにくいので長時間作業をしたい時には、耳栓が有効的です。
特に仕事や勉強など長時間の作業には向いていると思います。
横になっても耳に違和感がない
耳が疲れにくいので休憩する時は耳栓が楽でベストです。
イヤホンとは違いバッテリーを消費もしないですし、耳を休ませる観点から見ても耳栓で休憩するのをオススメします。
寝やすさは耳栓が上
昼寝から夜寝るまで耳栓がベストです。
イヤホンは固いので寝返りを打つと違和感もありますし、痛みで目が覚めることがありました。
また耳栓とは違いバッテリー消費の点を考えるとオススメできません。
イヤーマフと使える
耳栓はイヤーマフと組み合わせることができます。
ノイズキャンセリングイヤホンは耳から本体が出ている関係で入らないか、入っても耳にイヤホン本体が押し付けられてしまい痛くて長時間使用できません。
耳栓とイヤーマフを組み合わせることでノイズキャンセリングを超える防音が実現します。
私も本当に集中したい時は使っています。
ノイズキャンセリングの場合
気になる空調音の遮音率は耳栓よりも上
空調が気になる場合は耳栓よりも有効です。
ただそれでも風量に最大にしていたり、空気清浄機とエアコンを同時に使っていると聴こえてしまいますが、それでも耳栓よりかは遮音してくれます。
耳栓とは違い外さなくても音楽や通話ができる
遮音しながらも音楽を聴きたい人は耳栓ではなくノイキャン系一択です。
私は自然音を聴きながら作業をしているので、ノイキャン付きイヤホンで世界が変わりました。
ただし私はテレワークでAmazonなど通販ヘビーユーザーのため、配達員が押すチャイムの音に気づかなくてはいけません。
そこで宅配便からのチャイムを聞き取るために、受取が必要な日は骨伝導イヤホンを使っていつでも反応できるようにしています。
また時間指定している場合は、毎回骨伝導とノイキャン双方を切り替えるのが面倒なので荷物が届くまで骨伝導イヤホンと耳栓を併用し指定時間まで環境音を遮音しています。
▶骨伝導イヤホンと耳栓の組み合わせについて詳しい記事はこちら
外音を拾うモードがある
耳栓には無い最大のポイントが外音を拾う機能があることです。
普通のイヤホンにも無い点なのですが、設定をすることで人の声から外の音まであえて聴く事ができます。
耳栓のように一方的に防音するわけではないのが、ノイズキャンセリングイヤホンの最大の強みです。
自然音が聴ける
ノイズキャンセリングイヤホンが耳栓と集中力を上げる観点で最も差別化できるのが、自然音が聴ける点にあります。
ノイズキャンセリング機能を使いつつ、自然音を聴くことで集中力を上げたりリラックス効果を高めたりすることができます。
私がノイズキャンセリングを購入して一番使っている方法が、自然音を作業中に聴くことです。
まとめ
- 長時間使いたい人
- 睡眠など休憩に使いたい人
- 耳が音や装着していて疲れやすい人
- 全体的な音を減らしたい人
- 耳への違和感を減らしたい人
- 空調の音が気になる人
- 音楽や通話をしながら使いたい人
- 外部の音も聴きたい場合
- 外でも使いたい人
復習する形となりますが、耳栓とノイズキャンセリングイヤホンそれぞれのどんな時に使えば良いのかをまとめました。
長時間使いたいのならば耳栓、音を聴きながらや空調音など断続的な音に対する防音はノイズキャンセリングイヤホンと分けられます。
個人的な感覚としては、耳栓よりもノイズキャンセリングイヤホンの方が室内に関しては静かに感じられます。
筆記開示などアウトプットをする時には耳栓を使用
筆記開示に毎日20分メモ帳にひたすら書き殴る時に耳栓を使っています。
防音の観点からはノイズキャンセリングでも十分なのですが、私は耳の軟骨の刺激が嫌いなのでノイズキャンセリングイヤホンをあまり使っていません。
痛いなとか違和感があると気が散ってしまう点がノイズキャンセリングの欠点です。
ノイズキャンセリングイヤホンは高くて手が出せない人は、とりあえず安いので耳栓から初めてみるのが良いでしょう。
私も耳栓をしばらく使ってからノイズキャンセリングイヤホンを購入しました。
まずは自分がどんな目的で防音をしたいのかを考えてから買ってみるのも良いでしょう。



