ビジネスホテルに5日間引きこもってみて気づいたこと

9 min
室内の状況

ビジネスホテルに連泊して引きこもっていました。

結論から言うと、ビジネスホテルに引きこもることはとても有意義でした。

ビジホこもりで気づけたこと
  1. 自分の悪い生活習慣に気づけた
  2. 睡眠の質を最も下げているものがなんなのか分かった
  3. 自室は改めて煩いことに気づく
  4. どこでも体を動かせる
  5. 時間のぶつ切りは駄目

5つのことがビジネスホテルを通じて気づけました。

またビジネスホテルに何日も引きこもることの注意点も気づけました。

この記事ではビジネスホテルに引きこもった私の体験を元に、皆さんの助けになるように解説していきます。

なぜビジネスホテルに引きこもったのか

ビジネスホテルに引きこもろうとしたきっかけは、2020年のキャンペーンであるgotoトラベルです。

せっかくなのだから利用する手はないと考えたのですが、旅行をする気持ちにはならなかったので、ならばビジネスホテルに引きこもって個人合宿をしようと考えました。

ビジホで引きこもるならテーマを決めよう

ビジネスホテルで引きこもり、個人合宿をしようと考えたら次にテーマを決めましょう。

例えばひたすら寝るでも良いですし、作業が終わらない限りは外に出ないでも良いです。

私の今回のテーマはこの3つです。

  • 自分の弱点を見つける
  • 引きこもりを体験したい
  • 朝食バイキングを食べたい

何をどうするかテーマを決めないと、ただ滞在するだけで時間とお金がもったいないまま終わります。

無理にこもらなくても良いので、最低限のテーマを見つけましょう。

シンプルなテーマが良いと思うので私は最大3つまでをオススメします。

繁華街過ぎない場所を選ぶこと

引きこもる場所を選ぶとしたら繁華街すぎない場所を選ぶのが重要になります。

繁華街に近いとついつい遊びに行ってしまうことが考えられるので、私は少し歩くところに設定しました。

また繁華街から距離があるとホテルの料金も比較的安いのに、大きな駅には徒歩10分で行ける絶妙な近さも魅力的です。

逆に出張や旅行では、主要駅から距離があるのをあまりオススメできません。

あえて悪天候を選ぶ

私はあえて雨の日に決行しました。

私が滞在した時期は2020/10/7~2020/10/11ですが、この時は台風が土日にあったこともあり、日曜の昼過ぎまで雨が降っていました。

雨が降っていて遊びに行くことも無く、引きこもりやすい環境を作ることができました。

利用したホテルはコンフォートホテル東神田

繁華街から距離があり朝食バイキングがあるところを条件に探したところ、コンフォートホテル東京東神田が当てはまりました。

ホテルを選んだ決めて
  1. 清澄白河の支店にコミケのために泊まったことがある
  2. 朝食バイキングが無料でついてくる
  3. 一定期間の滞在プランがあり安い

ホテルを選んだ決め手はこの3つです。

特に一定期間の滞在プランがあるのは強みで、2020年に泊まった時は在宅ワークプランがあったのでそれを利用しました。

ビジホにこもったメリット・デメリット

デメリット
  • ベッドと机の境目が少ない
  • 完全に防音ではない
  • 窓の景色が悪い場合がある
  • 清掃時は外出しなくてはいけない
メリット
  • 邪魔をするものがいない
  • コンビニや飲食店が多い
  • 比較的駅が近い
  • 掃除をしてくれる

ビジホこもりのメリット

都内のビジネスホテルだからこその立地面によるメリットを強く感じました。

ただコンフォートホテルだけを見てみると基本は駅の前または近くにありますし、ビジネスホテルそのものが繁華街に全国的にあるようなものなので、コンビニや駅に困ることは少ないと思われます。

邪魔をするものがいない

邪魔をするものがいないのはとても大きなメリットでした。

最近ではまた外で子供が遊ぶようになり、声は気にならないのですがボールをバウンドする振動音やトラックやバイクの音が気になっていました。

それらが無いことや家族や友人などの些細な呼び出しもない、完全なフリーな生活が送れてとても癒やしになりました。

創作活動をする人は強引に缶詰状態になるので良いと思いました。

良く漫画家や小説家に雑誌ライターなどが、締切に間に合わなくなるとホテルに泊まるのも納得できました。

創作活動に集中するために私が工夫している方法をまとめました

コンビニや飲食店が多い

コンビニや飲食店が繁華街から少し離れているところでも都内では多くありました。

全国的にビジネスホテルがある地域ならコンビニや飲食店は多くあることは考えられるので、昼以降の食事に気を使うこともないですし散歩にもなります。

比較的駅が近い

ビジネスホテルだからこそ比較的駅が近いのも魅力的でした。

特に私は滞在の終わりに友人らと会う約束があったので、駅近はとても助かりました。

部屋を掃除してくれる

部屋を掃除定期的に清掃をしてくれるのはとても助かります。

いつもは毎日できる限り私は掃除しているのですが、風呂掃除が意外と大変なのにやってもらえるのは本当に助かります。

また毎日新しいタオルが届いたので、お風呂好きの私からすると天国のような生活でした。

新品のタオルで毎日何度もお風呂に入れるのは私にはとても助かります。

ビジホこもりのデメリット

基本的にプランの変更や時間帯の変更など、自分を変えることでカバーができるデメリット全般です。

一度駄目だなと思ったら少し違うプランや部屋を用意すると良いでしょう。

ベッドと机の境目が少ない

ベッドと机の境目が少ない点が少し気になりました。

やはりある程度の境目があると、寝る場所と活動する場所の違いをしっかりと認識できます。

私はある程度の境目があるとベストだったかなと思います。

完全に防音ではない

ビジネスホテルなので仕方のないことですが、防音ではないので上下左右の人の会話が筒抜けです。

電話中に会話が綺麗に聞こえただけではなく、上からのドシン!という響きが昼や早朝でも鳴りました。

2日だけだったのと耳栓やイヤホンをしていたのでそこまで気にしていませんでしたが、さすがに振動クラスになると心臓が飛び出るかと思いました。

ただ概ね静かであることと、自分で対策することでなんとかなりました。

それでも気になるならグレードの高いホテルに泊まるのがベストでしょう。

窓の景色が悪い場合がある

窓の景色が悪いこともあります。

ただそれが問題かというと私はそうではないと思います。

場所によっては運に左右されるので、景色を重視するならホテル選びから考えるべきです。

清掃時は外出しなくてはいけない

掃除が不要な時はドアの前(廊下側・外に向かって)に清掃が不要であることの意思表示が必要。良いビジネスホテルだとこのようにマグネッ形式になっている。

ホテルに数日以上滞在する時、一歩も外へ出ない場合はドアに清掃が不要であることを示すカードやマグネットを出して置く必要があります。

何もしないで寝ていると清掃してもよいと勘違いされて、室内に清掃スタッフが入室しますので寝る前に清掃不要の意思表示をしましょう。

多いのはドアノブに清掃不要のカードを引っ掛けるものですが、写真のようにマグネット形式も最近は増えてきています。

また衛生面の観点から数日おきに強制清掃または換えのシーツやタオルを自分で交換を促すホテルも増えています。

大体10時から15時の間が清掃時間なため、この時間はリフレッシュもかねて街を散策や買い物などをしていることが多いです。

ビジホに引きこもり気づけたこと

記事の最初に書きましたが、ビジネスホテルに引きこもることで5つのことに気づけました。

何も考えなくても、寝る前に自分のことを歩く見つめ直したり、ここは良かった悪かったを考えると様々なことに気づけます。

勉強に集中できる環境だったこと

家にいると誘惑するものが多い中、ビジネスホテルは必要最低限のものしかありません。

しかも家の騒音や家族から邪魔されることも基本的にありません。

外で勉強をするならファミレスやカフェでしようにも、最近は長時間滞在できないどころか24時間空いているお店も減ってきています。

ビジネスホテルはチェックアウトするまで、チェックインをすればいつでもホテルの出入りが自由です。

そのためホテルに引きこもった経験から、多い時だと毎週2日間以上はホテルに滞在して勉強するようになりました。

社会人である私だけではなく、学生もホテルで勉強合宿してガッツリ集中できるのでオススメします。

ビジネスホテルでの勉強方法を詳しく知りたい方はこちら

自分の悪い生活習慣に気づけた

ビジホに引きこもっていることで自分の悪い習慣に気づくことができました。

今までスマホに時間を取られていることを分かってはいたのですが、何故か頭にしっかりと当てはまることはありませんでした。

それがホテルに滞在していることで意識できるようになりました。

さらには、スマホをどんな時に使っているのか把握できるようになったり、自分のダラダラ加減が分かるようになりました。

気づけた悪い生活習慣
  • スマホを長時間利用していること
  • 気が散りすぎていること

特にスマホ依存をしている自分をはっきりと認識できるようになりました。

いつもの環境だとぼんやり程度の認識だったのですが、ビジネスホテルに滞在してからは明確になり少し焦りも感じてしまうほどでした。

ビジネスホテル滞在から開始したスマホ依存対策はこちら

睡眠の質を下げているもの

  • 寝る前の電話
  • 夕方以降のカフェイン
  • 室温と寝具の相性

最近早めに寝ているはずなのに何が悪いのかがわかりました。

家にいると習慣になっていたり、相手に合わせてしまったりしていることが自分の睡眠の質を大きく下げていることに気づきました。

帰宅後すぐに改めてからホテル滞在前よりも良く眠れるようになりました。

自室は改めて煩い

室内の騒音に関しては色々と限界はあるのですが、エアコンや空気清浄機に家族が出す騒音がとても煩いことに気づきました。

いつもノイキャンや耳栓で作業をしているのですが、それでも漏れてくる音がビジホだとないことに気づきました。

家族が出す音は制御できないので、空気清浄機の設置場所の変更をしました。

どこでも体を動かせる

ジムや家にいないと体を動かすことはできないと思っていました。

ですがリングフィットを一式持ち込んで見たところ、室内が狭くてもなんとかやれることに気づきました。

さすがにダンベルなどを持ち運ぶことは厳しいですが、リングフィットくらいなら軽いですし、ホテルに持ち運べることができました。

さすがに歩数を稼ぐことは難しいですが、筋トレをすること自体は比較的簡単にできることを身に沁みて実感しました。

時間のぶつ切りは駄目

ビジネスホテルに引きこもって一番実感したのが時間のぶつ切りは駄目だということです。

家にいると何かしらの理由で作業が途切れます。

それを改めて実感したのと、何が時間をぶつ切りにしているのかが可視化されました。

私の時間ぶつ切りの実例
  • 友人からの連絡
  • 家族の呼ぶ声
  • 配達
  • 騒音

呼び出し関連で私の場合は時間を取られていることに気づきました。

今までは作業中に気が散る以外でも、何かに時間を取られているとは分かっていたのですが、明確に謎だったのが判明して対策を打てるようになりました。

ビジホに引きこもる時に気をつけること

  • 朝食バイキングは人による
  • 部屋の広さ
  • HDMIでテレビに接続できるか

朝食バイキングは人による

コンフォートホテル東神田の朝食バイキング
コンフォートホテル東神田の朝食バイキング

朝食バイキングの有無は人それぞれ個人差があります。

長く寝ようと考えていたのですが、朝食バイキングの時間が6:30~9:30だったため睡眠時間を削って食べに行きました。

自分の好きなように時間を作りたい人や、ホテル滞在時には何をするか明確に決めている人は朝食バイキングは向かないと思います。

ただ私は朝食バイキングを食べるのも目的だったので、朝食バイキングを中心とした時間を作るようにしました。

部屋の広さ

室内の状況
自分が泊まったホテルの室内

自分が泊まったホテルの室内はプランにより、必要最低限の部屋の広さでした。

ひたすら作業をメインにするなら良いのかもしれないのですが、自分はもう少しリングフィットをしたかったので広い室内にしたいと思いました。

次ホテルに引きこもる場合は、部屋の広いプランまたはせっかくなので別のホテルを予約することを考えています。

HDMIでテレビに接続できるか

MacBookとSwitchをHDMIでホテルのテレビに接続している写真
SwitchとMacBookをテレビにHDMIで接続しているところ

年々HDMIでパソコンやゲーム機とホテルの室内にあるテレビと接続できると思います。

それでも2020年現在はまだまだ少ないようで、チェーン店のコンフォートホテルですら最近できた一部のホテルでしか使えないことをサイトで掲載しています。

コンフォートホテル札幌すすきの、コンフォートホテル東京東神田、コンフォートスイーツ東京ベイ、コンフォートホテル名古屋伏見、コンフォートホテル豊橋、コンフォートホテル伊勢

https://www.choice-hotels.jp/vog/detail.php?id=43

デュアルモニターでパソコンを作業することが必須なタイプは、テレビとパソコンをHDMIで接続できるかという点も大切なポイントになっていきます。

パソコンの場合はAmazonベーシックのHDMIケーブルを接続して2画面で作業をしていました。

ビジホに持っていって良かったもの

  • 温湿度計
  • アイマスク
  • 耳栓
  • リングフィット

ビジネスホテルに持っていった物と、持っていかず後悔したものをまとめました。

ホテルに引きこもりたい人は、持ち物関連の参考にお読みください。

温湿度計

室内の温度は保たれていても、湿度はカラカラに乾燥している場合がホテルではあるので持参することをオススメします。

滞在した時期は雨も降っていて、台風が近づいている時だったのに湿度が40%台でした。

これではまずいと思い、窓を開けて換気をして湿度を上げました。

ビジネスホテルの部屋に引きこもる場合は、一定の温度と湿度を維持しておく必要があります。

そのため把握するには温湿度計があると管理ができるので持っていると何かと便利です。

アイマスク

遮光カーテンはどこのホテルもあるのは知っていたのですが、廊下や窓からの僅かな光が漏れることを想定して、アイマスクを使っていました。

昼寝なら個人的にはアイマスクはいらないのですが、夜しっかり寝る時は徹底したいのでアイマスクは個人的にあっても損はないと思います。

耳栓

耳栓とノイズキャンセリングイヤホンやヘッドホン、どちら一つでも十分です。

私は両方とも持参しましたが正解でした。

昼は清掃の音や私が泊まった部屋の上から声や足音が凄まじかったのと、定期的な見回りによる非常階段を使う音が響いたので昼にホテルに籠もる時は必要でした。

また夜寝ている時も耳栓をつけて寝ると、私の場合は家にいるよりも静かに眠れたのでベストでした。

リングフィット

先程も書いたのですが、HDMIが使えるホテル限定でリングフィットを持っていって正解でした。

リングフィットが無くてもスクワットなど、必要最低限の運動はできます。

しかしダンベルを一々持って行かなくても良いこと、ついでにどうぶつの森など他のゲームをすることも考えると私の中ではリングフィットは正解でした。

部屋から出ないで筋トレだけではなく、散歩などもしたいのですが雨や雪などの日は外に出れないので、歩く動作ができるリングフィットは最適だと私は思います。

またフィットボクシングをプレイしたことはないのですが、効果を実感できる人にとってはOKでしょう。

Uberなどフードデリバリーの活用

ホテルにこもりながら、現地の美味しい料理を食べられる時代です。

ホテルから出ない旅も新しい選択肢の一つだと私は考えており、むしろホテルを利用することで様々な地域で仕事から遊びまで完結できる流動的な世界にフードデリバリーを通して実現していると考えています。

さらに引きこもっていて一々外に出るのも億劫という点を一番に考慮したうえで、フードデリバリーを活用することを強くオススメします。

基本的にロビー・フロントで受け取る形が多くなりますが、極力外に出なくても良いですし、何よりも天候にあまり左右されないのでストレスなく現地の料理を堪能できます。

ホテル滞在時のフードデリバリー(UberEats)について気になる方はこちら

おわりに

ビジネスホテルで引きこもることで気づけたことなどを書いていきました。

個人的には年に一度ビジネスホテルに引きこもって、自分の作業に没頭したり自分の中で何をしたいのかを今一度見つめ直すことは必要だと思います。

ビジネスホテルではなくキャンプでも良いのですが、少なくとも自分を一人の状況に置いて、周囲の人間関係からも一歩後ろに下がって見てみるのも良いのではないでしょうか。

リフレッシュにもなりますし、リフレッシュをしないまでも、ゲームや創作など室内でやる作業は捗るので一度は考えてみましょう。

チェル

チェル

自分が工夫していることを実体験とソースを交えて紹介していきます。
当記事では趣味と生活の質を上げるために、集中力や効率をいかに上げるかを中心に書いています。
最大の目標は生活の満足度を上げることです。

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