寝袋を日常生活で利用して分かったメリット・デメリット

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寝袋を日常生活で利用したことはありますか?

私は友人と実験的に長年寝袋生活をしていました。

元々はアウトドア用品なので私生活に取り入れても駄目ではないだろうかと思っていました。

ところが寝袋は狭い部屋だと空間を広く使えるようにでき、寝袋そのものを丸洗いできることもあるので清潔性を保ちやすい寝具です。

寝袋生活を取り入れたことによるメリット・デメリットや気づいたところなど、日常生活に取り入れてよかったところをこの記事では紹介していきます。

寝袋生活を長期間やっていて気付いたこと

私はトータルで1年半寝袋生活を、友人は約3年ほど寝袋生活をしてからハンモック生活に移行しています。

長い期間を寝袋で寝ていたノウハウや情報をこの記事で紹介していきます。

まずは寝袋生活で率直に思ったこと3つを説明します。

  • 一人暮らしなら寝られる
  • 寝る準備が簡単
  • 慣れないうちは床で寝るのは辛い
  • 寝相が良くなるわけでもない

一人暮らしなら寝袋は選択肢の一つ

一人暮らしなら寝袋は選択肢の一つだと思います。

ただし問題なのが一つあり、見た目が男らしいので性別を問わず恋人を呼ぶのは難しいと個人的には思います。

実家暮らしでもベッドの上に寝袋を敷くのもありでしょう。

一人で寝る環境があるなら誰でも寝袋生活ができると私は思います。

寝る準備が簡単

寝る準備が簡単です。

寝袋を敷くことも片付けることも早くできるので、手間や時間を短縮できるのが寝袋の強みです。

ただし裏を返すと寝袋を小まめに片づけられないと寝袋の強みを活かせません。

もっと言うと生活力が低い人には寝袋生活に適していないと、3年間生活力皆無の友人が寝袋で生活しているのを見ていて感じました。

慣れないうちは床で寝るのは辛い

慣れないうちは床で寝るのは辛いです。

慣れてしまえばこっちのものですが、慣れないうちはあまりの痛さに1週間は睡眠が浅くて苦痛です。

私は肩甲骨の下部分が怠くて辛かったです。

寝相が良くなるわけではない

寝袋に包まっていると寝相が良くなるのではと私も思っていたのですが、寝相の悪い友人はお構いなしに寝袋に包まった状態で時計の針のように回転していました。

寝袋に包まれることで行動が制限はされますが、寝相が良くなるわけではないことに注意してください。

寝袋生活のメリット・デメリット

デメリット
  • 冬は暖房器具が無いと辛い
  • 床が冷えて寒い
  • 片付けない場合は布団で十分
  • 足元が蒸れる
  • 材質によっては寝ている時枕が滑る
  • 毎日寝ないと慣れない
  • 一年半でボロボロになる
メリット
  • 寝袋は丸ごと洗える
  • コンパクト収納で部屋が広くなる
  • マットレスにこだわらなくても良い
  • 年中使える
  • 埃が出にくい
  • 友人が来た時寝袋は便利

冬には強そうに見えるのですが床の冷えや寝袋の材質によっては寒い場合が多いです。

したがって季節に合わせて工夫しなくてはいけず、寝袋一つで全てが解決するわけではありません。

寝袋生活のメリット

寝袋は丸ごと洗える

寝袋は丸洗いできるので比較的清潔さを維持できます。

実質マットレスとシーツと毛布を一緒に洗っているようなもので、週1は洗いたい自分にはとても便利に感じました。

基本ファブリーズしか使えない毛布などの他の寝具とは違い、洗濯もファブリーズも両方使えるのが寝袋の最大の特徴でしょう。

コンパクト収納で部屋が広くなる

寝袋を袋に入れて収納したところ

画像のように寝袋は袋に入れて片付けられるので、寝具がコンパクトになり部屋がすっきりした状態になります。

自分が眠れるスペースを用意するだけで良いので、狭い部屋の人やシンプルな部屋にしたい人にとっては快適ではないでしょうか。

また寝袋を袋に入れなくても畳むだけで良いので春秋シーズンはベッドメイキングがしやすいです。

マットレスにこだわらなくても良い

床に直接敷いて寝るのでマットレスにこだわらなくても良いのがとても楽です。

一々お店に行って自分の身体に合うマットレスを選んだり、置く場所を考える手間が省けます。

年中使える

年中使えるのでデメリットに詳しく書きますが、寒かったら毛布を用意する程度で十分なのがとても大きいと思いました。

一々布団を出すとか冬用のシーツやマットレスなどにする等、冬用の装備に寝袋は大きく変えなくても良いので楽でした。

埃が出にくい

これはメーカーや材質にもよるのですが、布団や毛布よりかは埃が出にくく掃除がしやすくなりました。

特に毛布羽毛布団だと無限に埃が作られますが、寝袋だと埃が発生しにくいので掃除機やコロコロをする頻度が減りました。

また空気清浄機の埃に対する反応も目に見えて減ったので、布団よりも埃がでにくいようです。

友人が来た時寝袋は便利

友人が来た時、寝袋が凄く便利なことに気付きました。

  1. 部屋が片付けられるのでワンルームは特に部屋が広く使えるので有効なこと
  2. 友人が泊まる時の布団として寝袋一式がとても便利なこと

特に友人が泊まる時は布団の問題があって大変でしたが、寝袋があれば毛布もマットも全て一つで解決します。

いつもは袋に入れておけば部屋の片隅に置けるので邪魔にもなりません。

寝袋生活のデメリット

冬は暖房器具が無いと辛い

寝袋で冬を凌ぐ方法
  • 毛布を使う
  • 着込む
  • 良い寝袋を購入する
  • 暖房をつける

冬は暖房器具が無いと辛い場合があり、特に隙間のある家は暖房を切ると一気に温度が下がります。

私と友人はリストにある4つの項目を意識して冬に寝ていました。

特に私は毛布を追加で寝袋の上から羽織るだけで解決しました。

足元が寒い場合はミニブランケットを入れていました。

床が冷えて寒い

冬は床が冷えて寒くて目が覚めたことがあったので、カーペットを敷いて寝ました。

意外とカーペットを敷くだけでも温かいですし、私も使っていたのですが寝袋向けのマットを使うのも良いでしょう。

片付けない場合は布団で十分

簡単で楽で空間を活用できるのが特徴の寝袋ですが、ずぼらな人が寝袋生活をすると布団で十分になります。

敷きっぱなしにしているのなら、ベッドや布団で十分なので片付けられない人に対しての救世主ではありません。

むしろ片付ける人に対して効果を発揮するのが寝袋です。

また滑りやすい材質なので転びかけたりしますし、そのせいでジッパーが壊れてしまうということもあるので、畳むだけで十分なので寝袋生活をするうえでは片付けることが重要です。

足元が蒸れる

寝袋は密閉されていて熱や湿気が逃げにくいだけではなく、毛布のように足だけを出して寝ることが難しいのがデメリットです。

しかし最近では足元を開けられる寝袋も存在するので検討してみるのも良いでしょう。

材質によっては寝ている時枕が滑る

枕の位置が変わる解決策
  • 枕を辞める
  • 枕を滑りにくくするためタオルを巻く
  • 寝る時に背中部分をブランケットやタオルを敷く

寝袋はつるつる滑る素材の物が多いので、寝ている時に枕の位置が上下に移動してしまい首が痛い状態で目が覚める場合があります。

私も起きた時枕の位置がズレて気持ち悪い時がありました。

最終的に睡眠の質に影響がないだろうということで、枕を辞めたのですが辞めるまでは背中部分にブランケットを敷いて滑らないようにしました。

材質的に寝袋と枕が合わないと肩こりや寝疲れするので気を付けましょう。

毎日寝ないと慣れない

一週間に多くて1回、長いと数か月寝袋使わない生活を私はしていたので分かったのですが、毎日寝袋で寝ないと身体が慣れませんでした。

一年半でボロボロになる

毎日寝袋を使っているとボロボロになります。

私の友人は寝相が凄い悪いこともあり、一年半で寝袋のチャックがダメになりました。

寝袋そのものもヨレヨレになっていました。

寝袋と一緒に購入しても良いもの

  1. 毛布or羽毛布団
  2. テントマット
  3. カーペット
  4. 耳栓
  5. アイマスク

私が実際に追加で購入した中で良かったものです。

メリット・デメリットの項目で紹介した内容もあるので、この項目では紹介していないことを説明します。

寝袋生活のためにテントマットを取り入れる

寝袋生活をしていると床が硬くて痛かったり、床からの冷気で眠れない場合があります。

そのような時にはテントマットを活用すると良いでしょう。

寝やすさの改善だけではなく畳むと一気に小さくなるので、部屋のスペースを有効活用したい場合には検討してみてください。

テントマットについての記事はこちら

カーペットを敷いた上に寝袋で寝る

カーペットを敷く可能性がどこの部屋もあるので、そのうえで寝てる見るのも良いでしょう。

個人的にはワンフロアの物件ならカーペットを敷くことが多いので良いと思います。

無理にカーペットを敷かなくてもテントマットがありますし、毎日床に直接寝ている人の記事を読むと睡眠の質に影響は少ないようです。

実際私も温度変化による睡眠の質の悪化以外は、そこまで気にはなりませんでした。

寝袋の選び方

寝袋生活を始める上で一番欠かせないのは、寝室の室温や地域の季節を比較しながら決めることです。

寝袋にはマミー型と封筒型の2種類が存在し、季節や温度によって違います。

耐寒温度に注意すること

寝袋生活で一番大切なことは耐寒温度です。

冬は氷点下でも大丈夫だということが書かれていないと、毛布が確実に欲しくなるほど寒いです。

最低でも室内環境にもよりますが耐寒温度-10度は欲しいところです。

マミー型が寒さに強い

マミー型の寝袋が寒さにとても強いです。

ファスナーも付いておらず羽毛や化学繊維がしっかりしていて、冬にはとても力を発揮します。

また顔をすっぽりと覆えるので肩から上に強いのが特徴です。

暑さに強い封筒型

私が購入した封筒型は強いのがメリットです。

チャックがついてるものが多く広げられるので、湿気や熱を出すことができるため夏でも寝ることができます。

さらには最近足だけを開けられる寝袋も販売されるようになり、足の蒸れ対策もできるものまで売られるようになりました。

寒さに弱い

暑さに強い半面寒さにとても弱いのが封筒型のデメリットです。

例えばコールマンの封筒型の寝袋は使用可能温度が5度までと、雪国では室内で使うのすら厳しいのではと言える寝袋があります。

長年使っていた寝袋は封筒型

White Seek-ホワイトシーク-の寝袋。室内にカーペットの上に暗い仲寝袋を敷いている。

私が購入したのは封筒型の寝袋です。

マミー型よりもチャックが付いていて広げられる寝袋が多い点に注目し、応用性があると思い購入しました。

寝袋にチャックが付いていて良いところ
  • 広げて毛布やブランケットのように使える
  • 夏の暑さ対策
  • 洗濯がしやすい

この点が私の中で一番良いと思った3つです。

寒いのは着込んだりエアコンをつければ問題ありません。

しかし洗濯がしにくいのは大きなデメリットだと思いました。

おわりに

寝袋生活をする上で欠かせないのは、寝袋に慣れることです。

どうしても寝袋で寝ても慣れない場合は、カーペットを敷いたりテントマットを購入してみてください。

寝袋に慣れるか分からないのに購入することが不安な場合は、床や畳の上で昼寝してみて自分に合うか試してみるのも良いと思います。

ハンモックと寝袋の相性は良い

途中からハンモックを購入して寝袋と一緒に活用しました。

地面からの冷えにも対応できるので助かりました。

チェル

チェル

自分が工夫していることを実体験とソースを交えて紹介していきます。
当記事では趣味と生活の質を上げるために、集中力や効率をいかに上げるかを中心に書いています。
最大の目標は生活の満足度を上げることです。

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