折りたたみハンモックを一年使っていました。
元々は寝袋を使っていたのですが、腰痛持ちになってしまったことやせっかくならハンモックも使ってみようと思い折りたたみハンモックを購入しました。
折りたたみハンモックは自立式のため、壁や柱に金具を取り付ける必要もありません。
また片付けることができるので部屋の面積をベッドのように取らない点が魅力的です。
日常生活に折りたたみハンモックを利用していたことを踏まえてのメリット・デメリットを説明していきます。
さらに折りたたみハンモックを一緒に使うことで、倍に効果を得られたものも合わせて紹介していきます。
早く読みたい人のための目次
室内で使う折りたたみハンモックのメリット・デメリット
- 好きな毛布が選べない
- 折りたたみハンモックは消耗品
- 狭い部屋には折りたたみハンモックは厳しい
- 冬は寒い
- 急に起きて移動ができない
- 酔う人がいる
- 寝るのに慣れが必要
- 揺れによる効果が期待できる
- 布が洗える
- 畳めば部屋が広く使える
- 腰の負担が比較的軽い
- 床掃除が楽
- ベッドメイキングがしやすい
- 夏は涼しい
- ノートパソコンで楽に作業ができる
折りたたみハンモックを室内で利用するためのメリット・デメリットははっきりしています。
さらに自分だけではなく何人かの友人に使わせたのですが、折りたたみハンモックへの意見や感想が両極端でした。
とても人を選ぶアウトドア寝具なので最初にメリット・デメリットを紹介します。
折りたたみハンモックのメリット
揺れによる効果が期待できる
ハンモックの揺れは良く眠れるだけではなく、記憶力も上がるという話もあります。
実はハンモックを購入した理由の一つが記憶力が上がるのに期待していたからです。
記憶力向上は正直なところ体感できませんでしたが、ハンモックに慣れれば良く眠れているのは私自身が体感しました。
ハンモックの布が洗える
ハンモックの布が洗えるのがとても便利でした。
ベッドのマットは掃除機で吸いシーツを洗うなど手間が二つ以上かかるのですが、ハンモックの場合は洗濯機で丸洗いするだけで解決するので衛生的な睡眠が確保できました。
畳めば部屋が広く使える
畳んでしまえばハンモックのスペースを使えるのがベッドには無いメリットです。
ベッドを部屋に置くと使える動かせないし畳めないので、部屋を広くしたり掃除するのに制限がかかります。
しかしハンモックを畳めば寝ていた空間を自由に使えますし、ハンモックの布を取りはずだけでも部屋の圧迫感は無くなります。
折りたたみハンモックは布団とベッドの良い所取りです。
腰の負担が比較的軽い
ハンモックに寝ると身体が浮いているので、力が分散して寝つきが良いです。
空中に腰が浮く状態なので腰に負担がかかりにくいからでしょう。
寝返りをそんなに打たないからなのか、そこらの固いマットや布団など体に合わないものを一生懸命探すなら、ハンモックで良いかなと思いました。
腰痛持ちの私は改善するまでハンモックに助けられました。
ハンモックは床掃除が楽
ベッドや敷いたままの布団の下を掃除するのは大変です。
ベッドは屈んでモップや掃除機がけ、布団は敷布団を持ち上げて移動します。
しかしハンモックの場合は布がぶら下がっているだけですし、ハンモック布の下が丸見え状態なので掃除機がけがスムーズにできます。
ベッドメイキングがしやすい
ベッドメイキングがとてもしやすいです。
シーツも無いので枕と毛布を畳んで置くだけで良いので楽でした。
夏は涼しい
ハンモックは宙に浮いている関係でとても涼しく寝られます。
床に触れている部分が無くなるので蒸れることもなく、材質にもよりますがハンモックは湿気に強く快適でした。
ノートパソコンで楽に作業ができる

ハンモックに寝ながらノートパソコンで作業ができます。
椅子やクッションが無い部屋ではハンモックにお世話になりました。
ただし日記を毎日書いているので分かるのですが、万年筆やボールペンで書く時はクリップボードが無いと揺れで難しく感じました。
折りたたみハンモックのデメリット
好きな毛布を選べない
毛布が選びにくく困りました。
加重ブランケットを使おうとしたのですが重いので、寝相によっては重さが一点に集中してしまい壊れることを意識してしまい購入を断念しました。
また羽毛布団を使おうと思ったのですが、広がるのでこちらも断念しました。
折りたたみハンモックは消耗品
折りたたみの椅子を使ってきたので把握しているのですが、折りたたみ系のアウトドアグッズは基本消耗品です。
なので雑に扱うと寿命を縮めることになるので、大切に扱うことを常に意識する必要があります。
ベッドや布団では一度や二度乱暴に動いても問題はないのですが、折りたたみの場合は関節が沢山ある関係で難しいです。
狭い部屋には折りたたみハンモックは厳しい
ハンモックは下手したら全体の長さがベッドよりも長い場合があるので、狭すぎる部屋には不向きです。
広げると2メートルを超える折りたたみハンモックは少なくありません。
部屋の間取りや棚の配置などを調べてから、折りたたみハンモックを購入しましょう。
冬は寒い
夏は涼しい反面冬は寒いです。
空中に身体が浮いていることが原因で背中が特に冷えます。
- 寝袋に包まる
- 前と後ろを毛布でサンドする
- クッションを敷き詰めてその上から寝る
私がハンモックの寒さ対策を行ったのはこの三つです。
その中でオールシーズンに対応していたのが、寝袋で冷え込んだ時に万能だったのが毛布でサンドイッチにする方法でした。
急に起きて移動ができない
急に起きるのがハンモックの構造上難しく、トイレで目が覚め急いで向かうことが非常に困難です。
トイレに間に合わないことは私の場合はありませんでしたが、とても面倒でこの点が大きな課題でした。
酔う人がいる
ハンモックで酔う人がいます。
私の友人はハンモックで寝ているだけで酔いました。
人によっては酔うので、乗り物酔いになりやすい人は注意した方が良いでしょう。
寝るのに慣れが必要
自分は数日、友人は一週間慣れるのにかかりました。
身体を斜めにすることで体を平行にさせるのですが、特にハンモックの布が小さいと足を上にすると血流の問題で目が覚めてしまったので、布を買い直しました。
ハンモックは床掃除がしやすい

ハンモックは床に設置する折りたたみタイプでも、宙に浮いている部分があるので床掃除がとてもしやすいです。
フローリングの下を簡単に床掃除できるので、ベッドよりもホコリが床に溜まりにくいです。
ハンモックの素材にもよりますが、布だと寝ている間に糸くずが出来て床の下に溜まってしまいます。
そのため気軽にクイックルワイパーで拭き掃除ができるフローリングの上で今は寝ています。
折りたたみハンモックと一緒に使って良かったもの
- 寝袋
- ハンモック布
- 温湿度計
冬には特に力を発揮する寝袋
冬は背中が寒いので寝袋はとても便利です。
寝袋に包まることで顔以外の全身を冷気からシャットダウンできるので、特に足先と背中が冷えるハンモックではとても重宝しました。
また夏だと毛布では暑いので寝袋を広げて1枚の毛布のようにして寝ていました。
ハンモックを取り入れる前に寝袋で何日か生活してみることで、ベッドや布団を利用しない生活はどのようなものか確認してみるのも良いでしょう。
ハンモックの布を買おう

自分に合うハンモックの布を購入することを強くオススメします。
折りたたみハンモックを購入したら布が一緒についてきましたが、小さく身体に合わなくて寝るのが苦痛だったので新しいハンモックの布を買うことになりました。
ちなみに私が購入したのはFIELDOORのハンモックです。

購入したのがこのカラフルなハンモックです。
二人用のハンモックの方が良いだろうと思い購入したのですが正解でした。
ただ地面スレスレだったので、紐の束をまとめて縛り短くしました。
ハンモックの高さに温湿度計を置く
- ハンモックは宙に浮いている
- ベッドとは違い背中が空気に触れやすい
- 体感温度や湿気がベッドや布団と異なる
布団やベッドとは寝ている時の温度や湿度がハンモックは違います。
エアコンを使っていると床との温度差が体感で分かる程だったので、寝る時の服装や毛布の有無を把握するために温湿度計を購入しました。
おわりに
折りたたみハンモックは空間や掃除など生活を改善してくれる可能性があります。
しかしメリットデメリットがハッキリしているので、購入する場合は即断ではなくじっくりと考えてから購入することをオススメします。
ただ睡眠の質を改善したいがために購入をするのなら、騒音対策に耳栓とアイマスク(私の場合はUSBホットアイマスク)だけでも十分だと思っています。
ハンモックは合う合わないが明確な寝具なのでじっくりと検討することを私はオススメします。